科目分類 | 学部・学科 | 入学年度 | ||
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健康支援と社会保障制度 | 看護学科 | 令和6年度生 | ||
科目コード | 科目名 | 単位 | 開講時期 | 担当者 |
F-117 | 社会福祉学 | 1単位 | 1年次 後期 | 阿部好恵 |
科目分類 | 健康支援と社会保障制度 |
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学部・学科 | 看護学科 |
入学年度 | 令和6年度生 |
科目コード | 単位 | 開講時期 |
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F-117 | 1単位 | 1年次後期 |
担当者 | 阿部好恵 |
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ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け
この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち「2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。」「4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。」「5. 保健医療介護福祉の課題に取り組む地域の人々と連携・協働し、地元創成に貢献する能力を身につけている。」に関連しており、関連する科目は、基礎科目の倫理学、専門基礎科目の公衆衛生学、社会保障制度論、保健医療福祉連携論、専門科目の臨地実習を含む全科目である。これらの科目の授業進度を確認しながら、予習復習を継続して関連事項の疑問や不明な点を調べて授業に臨むこと。
科目概要
本科目では、社会福祉の基本的な理念と制度について理解するとともに、社会福祉の歴史や果たしてきた役割について学修する。貧困や障害、老いなどの課題を抱える人々への具体的な支援はどのような制度により保障されるのかを学修し、社会福祉に対するニーズの多様化などの現代社会における課題と国の施策について理解する。また、人間が人間らしく生きるための社会福祉や社会保障が、看護の場においてどのように関わるのかについて学修する。
学習成果
<GIO>
1. 社会福祉の基本理念や制度、現状を歴史的な歩みの視点を通して学修する。
2. 個人の暮らしと生活のあり方を社会福祉の関連で捉え、個人と家族、社会がどのようにつながっているのか考察し、医療チームの一員としての看護職の役割について理解を深める。
<SBOs>
1. 社会福祉の概念、自助・互助・共助・公助の違いについて説明できる。
2. 社会福祉の歴史について概要を説明できる。
3. 現代の日本における人口の変化およびライフスタイルの変化について説明できる。
4. 日本における社会保障制度の動向について説明できる。
5. 高齢者の生活について理解し、高齢者福祉の施策について説明できる。
6. 障害者福祉の理念および障害者福祉制度について説明できる。
7. 少子化対策、子育て支援、児童虐待、母子保健および子供の貧困に関する施策の背景と内容について説明できる。
8. 子供の権利を理解し、児童虐待対策について自己の考えを述べることができる。
授業計画
1 社会福祉を学ぶ意義、社会福祉の歴史
2 現代社会の変化と社会保障・社会福祉の動向
(1)現代社会の変化 (2)日本における社会保障制度の動向
(3)保健医療の動向 (4)社会福祉の動向
3 高齢者福祉
(1)高齢者の状況 (2)高齢者福祉の施策 (3)老人保健事業
4 障害者福祉1
(1) 障害者の定義と実態 (2)障害者福祉の理念 (3)障害者福祉制度の変遷
5 障害者福祉2
(1) 障害者福祉制度の法体系整備
6 児童家庭福祉1
(1) 環境としての家庭生活の現状 (2) 児童に関わる法と施策
7 児童家庭福祉2
(1) 少子化対策と子育て支援 (2) 児童虐待対策 (3) 子供の人権と貧困対策
8 児童家庭福祉3
事例に基づきグループワーク:児童虐待の事例で考える
総時間数 | 15時間(講義15時間) |
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準備学習の内容/必要な時間 | 1. 講義前に教科書の関連する項目を自己学習すること。(30分×8回=240分) 2. 講義終了後に配布した資料と教科書により学習内容を復習すること。 (60分×8回480分)。 |
評価方法 | 筆記試験100%で評価する。 |
試験・課題に対するフィードバックの方法 | 合否発表に併せ、試験の結果について解説する。 |
テキスト | 系統看護学講座 専門基礎分野 健康支援と社会保障制度3 社会保障・社会福祉. 福田素生他, 医学書院 |
参考文献 | 授業内で紹介する |