社会保障論

科目分類 学部・学科 入学年度
専門教育科目、人間と社会、社会の理解 社会福祉科 介護福祉専攻 令和6年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
E-104 社会保障論 2単位 1年次 後期 堀田 満
科目分類 専門教育科目、人間と社会、社会の理解
学部・学科 社会福祉科 介護福祉専攻
入学年度 令和6年度生
科目コード 単位 開講時期
E-104 2単位 1年次後期
担当者 堀田 満

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は、社会福祉科介護福祉専攻のディプロマ・ポリシーのうち「(1)人間や社会に関する知識を身につけている」「(5)幅広く社会福祉に対する理解や見識が持てる」に関連しており、社会福祉科介護福祉専攻の専門教育科目、人間と社会の科目として介護福祉士に求められる社会保障制度に関する基本的な考え方、歴史と変遷、しくみについて理解する学習とする。

科目概要

わが国の社会保障の基本的な考え方、歴史と変遷、しくみについて制度の基礎を学ぶ。具体的な方法としては、グループワークによって学びを深めていく。各自のライフステージを確認した上で、ライフステージにおける生活上のリスクを予測し、そのリスクによってどのような生活困窮に陥るか、それに対応する方策を調べ、説明資料作成し、発表し、社会保障制度に関する知識の共通理解を図る。次にその知識を基に、事例を読み解き、社会保障制度の活用や多職種協働について、さらに社会保障制度の課題についてレポートを作成し報告する。

学習成果

社会保障制度と現代社会、ライフステージに応じた制度(医療保険制度・労働保険制度・年金保険制度・生活保護制度・社会手当制度など)の基本的な考え方としくみ、現状と課題について理解し、レポートにして説明することができる。

授業計画

1.オリエンテーション 社会保障の全体像と地域福祉
2.社会保障の役割と意義(自助・共助・公助・互助)
3.社会保障制度の必要性(ライフステージの確認と生活上のリスク)
4.社会保障と社会福祉(児童・障害者・高齢者) 社会手当
5.社会保険制度各論(医療保険・介護保険・年金・労働保険)
6.グループワーク(①医療 ②介護 ③ 年金 ④労働保険について調べ、資料を作成する~各保険・制度の概要と対象者、我が国における歴史的変遷、現状と課題について)
7.グループワーク① 資料作成
8.グループワーク② 資料作成
9.グループワーク③ 資料作成
10.グループワーク報告・発表①
11.グループワーク報告・発表②
12.社会保障と権利擁護
13.グループワーク(事例の読み解き)
14.グループワーク報告・発表
15.総括・まとめ(社会保障制度の歴史・国際比較・財源と課題)

総時間数 30時間(講義30時間)
準備学習の内容/必要な時間 与えられた課題について、講義中にグループ内で情報共有や議論ができるよう、各自調べたりまとめたりしておく。
評価方法 試験50%、課題提出40%、平常点10%(課題提出〆切を無断で遅れた場合、減点する)
試験・課題に対するフィードバックの方法 試験については、試験実施後に解説を行う。
課題に対しては、事前に評価方法(ルーブリック評価)やその内容を評価表として配布しておく。評価した内容とアドバイスは報告・発表時にコメントする。
テキスト 「新・初めての社会保障論」法律文化社(ISBN: 978-4-589-03889-0)
参考文献 適宜、紹介する。
その他 本科目は実務経験のある教員による授業科目に該当します。