発達心理

科目分類 学部・学科 入学年度
専門教育科目、こころとからだのしくみ、発達と老化の理解 社会福祉科 介護福祉専攻 令和6年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
E-133 発達心理 2単位 1年次 後期 加賀谷 暁
科目分類 専門教育科目、こころとからだのしくみ、発達と老化の理解
学部・学科 社会福祉科 介護福祉専攻
入学年度 令和6年度生
科目コード 単位 開講時期
E-133 2単位 1年次後期
担当者 加賀谷 暁

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は、社会福祉科介護福祉専攻のディプロマ・ポリシーのうち「人間の心身に関する知識を身につけている」という要件に関連しており、同専攻の専門教育科目の、多職種協働や適切な介護の提供について学ぶための領域である「こころとからだのしくみ」の科目群に属し、人間の成長と発達や高齢者の心理について学修します。

科目概要

人間の発達の基礎を理解し、年代ごとの特徴や発達課題を学ぶ。加えて、それぞれの年代に起こりやすい心理的な不適応や精神科の疾病についても学ぶ。特に老年期については、加齢に伴う高齢者特有の認知機能やパーソナリティの変化、喪失体験や死の受容について学び、それらが高齢者の心理にどのような影響を与えるかを理解する。

学習成果

人間の発達について生涯発達の観点から、その一生を概観し、年代ごとの発達課題について理解する。老年期においては老化による心身変化の受容や喪失体験について学び、高齢者が新たな価値体系を築いていく過程について理解を深める。また、高齢者の人格と尊厳を守り、自律に向けた介護について特に心理的な面からのケアについて学ぶ。

授業計画

1. 成長と発達 発達段階と生涯発達心理学
2. 乳児期・幼児期の発達
3. ピアジェの認知的発達論・フロイトの精神性的発達理論
4. 精神分析学派の発達理論・防衛機制・適応機制 
5. 児童期・青年期の発達 発達障害と適応障害
6. エリクソンの心理社会的発達理論
7. 成人期の発達課題  レビンソンの発達段階 現れやすい精神疾患
8. 中年期の発達課題  現代社会の多様性 現れやすい精神疾患
9. 老年期の発達課題  ペックの発達課題  ハーヴィガーストの発達課題  
10. 老年期の精神疾患の特徴 MCI うつ病 心気症 自殺
11. 加齢による感覚、知覚の変化
12. 記憶と加齢による変化
13. 知能とパーソナリティの加齢による変化
14. 老年期の社会的役割 老年期の喪失体験
15. 死の問題
16. 試験

総時間数 30時間(講義30時間)
準備学習の内容/必要な時間 配付資料に目を通し、事前に概要を把握しておくこと(30分)
評価方法 試験 100%
試験・課題に対するフィードバックの方法 課題に対して次回講義時に解説を行う
テキスト 「発達と老化の理解」建帛社 978-4-7679-3360-3
その他 【実務経験のある教員による授業】公認心理士として病院において実務に当たる講師が、人間の発達の年代ごとの特徴や発達課題について、さらにそれぞれの年代に起こりやすい心理的な不適応や精神科の疾病について、実務における経験や事例をふまえながら講義を行う。