科目分類 | 学部・学科 | 入学年度 | ||
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科学的思考の基盤 | 看護学科 | 令和6年度生 | ||
科目コード | 科目名 | 単位 | 開講時期 | 担当者 |
A-604 | 生物学 | 1単位 | 1年次 前期 | 石井洋 |
科目分類 | 科学的思考の基盤 |
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学部・学科 | 看護学科 |
入学年度 | 令和6年度生 |
科目コード | 単位 | 開講時期 |
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A-604 | 1単位 | 1年次前期 |
担当者 | 石井洋 |
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ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け
この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち「2.豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる」「4.看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。」に関連しており、関連する科目は、専門基礎分野の人体の構造と機能全科目、臨床薬理学、臨床栄養学、診断治療学Ⅰ~Ⅵ、専門科目の臨地実習を含む全科目である。これらの科目の授業進度を確認しながら、予習復習を継続して関連事項の疑問や不明な点を調べて授業に臨むこと。
科目概要
生命現象のしくみを学び、細胞および細胞から構成される組織についての基礎的知識を修得する。生物学は生命を扱う自然科学であり、生命科学領域の発展によりヒトの遺伝子解析などの進歩から診断、治療に反映されつつある。自然科学の法則性を理解する一助として、生物に関する基礎知識および環境との基本的な関わりについて学修する。看護の対象となるのは人間であり、生物としての人体のつくりや正常な機能について知識を得ることで、加齢や疾病、障害が人体にどのような影響を与えるのか理解を深める。
学習成果
<GIO>
生命の最小単位である細胞の構造と機能の基本的な知識を正確に理解することを目標とする。
<SBOs>
1.科学的思考とは何か、その中の生物学の位置付けを説明できる。
2.細胞および細胞小器官の構造と機能を説明できる。
3.生体を構成する分子について細胞における働きを説明できる。
4.生体内での酵素の働きおよびATP産生経路を説明できる。
5.DNA発見に纏わる物語、DNAの構造、複製過程を説明できる。
6.RNAの構造(DNAとの差異)、蛋白質合成までの過程を説明できる。
7.体細胞分裂と減数分裂の違いを説明できる。
8.メンデルの法則、遺伝子と染色体の関係を説明できる。
授業計画
1-生物学の基本/(1) 科学とは何か (2) 生物学とは何か (3) 細胞説
2-細胞の構造/(1)真核細胞と原核細胞 (2) 細胞小器官の構造と機能(3)細胞膜の構造と機能
3-生命体を構成する物質/(1) アミノ酸とタンパク質 (2) 炭水化物 (3) 脂質 (4) 核酸
4-生体とエネルギー/(1)酵素の機能 (2) 解糖系 (3) TCA回路 (4) 電子伝達系 (5) 血糖値の重要性
5-遺伝子の構造と機能1/(1) DNAの構造 (2) DNAの複製方法
6-遺伝子の構造と機能2/(1) RNAの構造 (2) RNAの転写 (3) RNAの翻訳と蛋白質の合成
7-体細胞分裂と減数分裂/(1) 体細胞分裂 (2) 減数分裂
8-遺伝のしくみ/メンデルの法則 (2) メンデルの法則に当てはまらない遺伝形式(3) モーガンによる遺伝形式の発見 (4) 染色体異常
総時間数 | 15時間 |
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準備学習の内容/必要な時間 | 1. 授業前に、テキストの該当箇所を熟読しておくこと。(30分×8=240分) 2. 講義で学習した内容については、重要なところをノートに整理しておくこと。(60分×8回=480分) |
評価方法 | 定期試験(筆記試験)100%で評価する。 |
試験・課題に対するフィードバックの方法 | 合否発表に併せ、試験の結果について解説する。 |
テキスト | 大学で学ぶ 身近な生物学. 吉村成弘, 羊土社 |
参考文献 | 授業内で紹介する |