母性看護学概論

科目分類 学部・学科 入学年度
母性看護学 看護学科 令和6年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
F-138 母性看護学概論 2単位 1年次 後期 石崎智子、坪井真美、山口小百合
科目分類 母性看護学
学部・学科 看護学科
入学年度 令和6年度生
科目コード 単位 開講時期
F-138 2単位 1年次後期
担当者 石崎智子、坪井真美、山口小百合

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち「1. 保健医療介護福祉組織のチーム活動に必要なコミュニケーション能力を身につけている。」「2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。」「3. 科学的根拠に基づき臨床推論し、看護の対象に合わせて創意工夫・応用ができる。」「4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。」「5. 保健医療介護福祉の課題に取り組む地域の人々と連携・協働し、地元創成に貢献する能力を身につけている。」「6. 国や民族・性別の枠を超えて多様な文化や価値観を受け入れ、国際的な健康課題を理解することができる」に関連しており、関連する科目は、基礎分野では科学的思考の基盤の全科目、人間と生活・社会の理解全科目である。専門基礎分野では、人体の構造と機能の全科目、臨床薬理学、臨床栄養学、診断治療学Ⅲ、診断治療学Ⅴ、公衆衛生学である。専門分野では、看護学概論、小児看護学概論である。これらの科目の授業進度を確認しながら、予習復習を継続して関連事項の疑問や不明な点を調べて授業に臨むこと。

科目概要

母性看護の基盤となる母性の概念およびリプロダクティブ・ヘルス/ライツの視点から性と生殖に関する健康について理解し、母性看護の意義や特性、役割について学修する。セクシュアリティの概念と発達・課題、女性のライフサイクルにおける各期の特徴および健康課題について学修し、女性の生涯にわたる健康維持・増進、疾病予防に対する看護援助について理解する。母性看護の歴史的変遷および母性看護に関する統計、関係法規、倫理的課題について学修し、人工妊娠中絶や性感染症、性暴力、児童虐待など、現代社会におけるリプロダクティブ・ヘルス/ライツをめぐる現状と課題について理解を深める。また、国際化社会における母性看護の現状と課題、看護の役割についても学修する。
(オムニバス方式/15回)
(石崎智子/3回)
母性看護の基盤となる概念、母性看護における倫理等の講義を担当する。
(坪井真美/6回)
リプロダクティブヘルスに関する概念・動向・倫理、リプロダクティブヘルスに関する法や施策と支援等の講義を担当する。
(山口小百合/6回)
母性看護の対象理解、生殖に関する健康問題と看護等の講義を担当する。

学習成果

<GIO>
母性看護の基盤となる概念を理解し、ライフサイクル各期にある母性とその家族の特性を身体的、心理的、社会的側面から捉え、現代社会に生きる対象について多面的に学修することで、母性看護を実践する上での基本的な知識と態度を修得する。

<SBOs>
1. 母性看護の基盤となる概念について説明できる。
2. 母性看護における倫理について説明できる。
3. 母子保健統計の動向と母性看護に関連する施策や法律について説明できる。
4. 生殖器の形態・機能および女性の月経周期について説明できる。
5. 女性のライフサイクルと家族の発達について説明できる。
6. リプロダクティブヘルスケアについて説明できる。
7. 受胎調節法、性感染症の予防および看護について説明できる。
8. 人工妊娠中絶の現状を理解し、人工妊娠中絶の概要および看護について説明できる。
9. 喫煙や性暴力などに影響する女性の健康問題と看護について説明できる。
10. 母子保健の国際化について理解し、国際化社会における看護について説明できる。
11. 女性のライフサイクルにおける健康と看護について説明できる
12. 思春期の健康問題と看護について説明できる。
13. 成熟期の健康問題と看護について説明できる。
14. 更年期・老年期の健康問題と看護について説明できる。

授業計画

1 ガイダンス
     母性看護の基盤となる概念 ~(1)母性とは (2)セクシュアリティ(人間の性) (3)母性看護のあり方 
2 母性看護における倫理 ~(1)生命倫理と看護倫理 (2)看護における倫理的意思決定
3 母性看護の対象を取り巻く社会の変遷と現状 ~(1)母性看護の歴史的変遷 (2)母子保健統計の動向 (3)母性看護に関わる法律と施策 (4)母性看護の提供システム
4 母性看護の対象理解1 ~(1)生殖器の形態・機能 (2)女性の月経周期 (3)妊娠の成立と性分化疾患
5 母性看護の対象理解2 ~(1)女性のライフサイクルと家族の発達 (2)母性の発達・成熟・継承
6 リプロダクティブヘルスケア1 ~(1)リプロダクティブヘルス/ライツとは (2)受胎調節法の種類とその特徴(3)性感染症とその予防 (4)HIV感染と看護
7 リプロダクティブヘルスケア2 ~(1)人工妊娠中絶と看護 (2)喫煙と女性の健康 (3)性暴力と女性の健康 (4)児童虐待と看護
8 リプロダクティブヘルスケア3 ~(1)母子保健の国際化 (2)在日外国人の母子保健
9 女性のライフサイクルにおける健康と看護
     思春期女性の健康問題と看護1 ~(1)思春期女性の身体的・心理的・社会的特徴 (2)月経異常 (3)性感染症 (4)望まない妊娠と人工妊娠中絶
10・11 思春期女性の健康問題と看護2 ~前回の講義を基に、思春期女性の特徴を踏まえた上で健康問題と看護についてのグループワーク
12 成熟期女性の健康問題と看護1 ~(1)成熟期女性の身体的・心理的・社会的特徴 (2)子宮筋腫・子宮内膜症(3)子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん
13 成熟期女性の健康問題と看護2 ~(1)成熟期女性の身体的・心理的・社会的特徴 (2)子宮筋腫・子宮内膜症(3)子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん
14 成熟期女性の健康問題と看護3 ~成熟期女性の特徴を踏まえた上で、健康問題と看護についてグループワーク
15 更年期・老年期の女性の健康問題と看護 ~(1) 更年期女性の健康問題と看護(2) 老年期女性の健康問題と看護

総時間数 30時間(講義30時間)
準備学習の内容/必要な時間 1. 授業前に、テキストの該当箇所を熟読しておくこと。(30分×15回=450分)
2. 学習した内容について、重要なところをノートに整理しておくこと。
(45分×15回=675分)
3. グループワーク参加にあたっては、事前に講義の該当箇所について自己学習したうえで参加すること。(225分)
評価方法 筆記試験60%、課題レポート40%で評価する。
課題レポートのテーマ:「思春期・成熟期の健康問題と看護」A4用紙2枚以内、2500文字程度で、授業での学びを踏まえて自己の考えを記述すること。
試験・課題に対するフィードバックの方法 試験の合否発表に併せ、科目全体としての到達状況の評価や平均点等について周知する。
授業中の疑問点については、次回授業で解説し、全体に周知する。
テキスト ナーシング・グラフィカ 母性看護学1 概論・リプロダクティブヘルスと看護. 中込さと子他 
その他、講義中に適宜提示する。
参考文献 授業内で紹介する