科目分類 | 学部・学科 | 入学年度 | ||
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専門教育科目、社会生活と健康 | 地域共生学科 食と栄養コース | 令和6年度生 | ||
科目コード | 科目名 | 単位 | 開講時期 | 担当者 |
C-102 | 公衆衛生学 | 2単位 | 1年次 前期 | 紺野 圭太、林 千登勢 |
科目分類 | 専門教育科目、社会生活と健康 |
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学部・学科 | 地域共生学科 食と栄養コース |
入学年度 | 令和6年度生 |
科目コード | 単位 | 開講時期 |
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C-102 | 2単位 | 1年次前期 |
担当者 | 紺野 圭太、林 千登勢 |
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ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け
地域共生学科食と栄養コースのディプロマ・ポリシーのうち「【基礎力】①栄養士の基本となる教養と知識を身につけている。」に関連しており、栄養士資格専門科目教育内容の「社会生活と健康」の科目として公衆衛生の基礎を学修します。
科目概要
栄養・食生活の改善は健康を増進し生活習慣病を予防する公衆衛生活動の中心である。本講義では公衆衛生学の考え方を習得するとともに、公衆衛生にとって欠かせない実践ツールである疫学の基本的な方法論と健康指標をはじめとした保健統計について学ぶ。集団および個人における健康の概念を理解し、疾病の予防や生活習慣の質の向上のために健康と社会ならびに環境との関係を学ぶ。特に、わが国の諸制度の概要と生活習慣病の社会的影響とその対策について学ぶ。
学習成果
・公衆衛生学の基礎知識について、正確に用語を説明できる。
・疫学・人口動態・生命表に関する用語を説明でき、正確な理解に基づいて指標を算出できる。
・社会情勢と公衆衛生を関連づけて捉え、自分の考えをレポートにまとめて表現することができる。
・健康・疾病の状況を概括的に把握し、それらの課題を解決するための地域保健・医療・福祉関連の制度を理解できる。
授業計画
1.公衆衛生の沿革
2.疫学①
3.疫学②
4.保健統計
5.総復習
6.試験
7.食品保健と栄養 : 食品の安全、食中毒、食品衛生管理、健康食品
8.生活環境の保全 : 日本の環境保全対策、生活環境の安全、ゴミ・廃棄物の処理
9.医療・介護の保障制度 : 医療保障、医療保険、高齢者医療制度、公費負担医療、介護保険
10.地域保健活動 : 地域保健法、災害医療、ヘルスサービス
11.母子保健 : 母子保健事業、母子保健の現状、課題
12.学校保健 : 学校保健制度、学校における感染症予防、学校環境衛生
13.生活習慣病: 生活習慣病の概念と現状、健康づくり施策
14.難病対策 : 難病法成立の基本理念、保健所を中心とした地域支援
15.精神保健福祉: 精神医療、精神保健
16.産業保健: 健康に影響を与える労働環境、職業病とその対策
17.試験
総時間数 | 30時間(講義30時間) |
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準備学習の内容/必要な時間 | ・講義前に配布する「準備課題」を解き、疑問点を明らかにしておくこと。(60分) ・講義後に配布する「確認テスト」・「復習課題」を解き、講義内容の理解を深めること。(60分) |
評価方法 | 小テスト20%、試験80% |
試験・課題に対するフィードバックの方法 | ・課題については次回講義時に解答を配布する。 ・試験については終了後に解答を配布する。 |
テキスト | シンプル衛生 公衆衛生学2024 南江堂 |
その他 | 【実務経験のある教員による授業】医師として実務に当たる講師が、栄養士養成課程の「社会生活と健康」分野の講義科目である当科目を担当する。公衆衛生学の考え方を習得するとともに、公衆衛生にとって欠かせない実践ツールである疫学の基本的な方法論と健康指標をはじめとした保健統計についての講義を担当する。 |