精神看護学実習

科目分類 学部・学科 入学年度
臨地実習 看護学科 令和5年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
F-167 精神看護学実習 2単位 3年次 通年 石崎智子、伊東健太郎、菊地弘子
科目分類 臨地実習
学部・学科 看護学科
入学年度 令和5年度生
科目コード 単位 開講時期
F-167 2単位 3年次通年
担当者 石崎智子、伊東健太郎、菊地弘子

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち、
1. 保健医療介護福祉組織のチーム活動に必要なコミュニケーション能力を身につけている。
2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。
3. 科学的根拠に基づき臨床推論し、看護の対象に合わせて創意工夫・応用できる。
4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。
5. 保健医療介護福祉の課題に取り組む地域の人々と連携・協働し、地元創成に貢献する能力を身につけている。
6. 国や民族・性別の枠を超えて多様な文化や価値観を受け入れ、国際的な健康課題を理解することができる。
に関連している。関連する科目は、基礎分野では哲学、倫理学、憲法である。専門基礎分野では、臨床薬理学、臨床栄養学、診断治療学Ⅵ、公衆衛生学、社会福祉学、社会保障制度論、保健医療福祉連携論である。専門分野では、看護学概論、援助的人間関係論、精神看護学概論、精神看護学技術論Ⅰ・Ⅱ、スタートアップ演習、医療安全学である。関連科目の内容を十分復習した上で実習に臨むこと。

科目概要

精神障害により入院治療を受ける対象を受け持ち、対象との関わりを通して、一人の人としての価値観や尊厳を守ることの意味を考え、精神心理面の健康課題がある人とのコミュニケーション技法と看護援助および倫理性について学修する。精神障害が対象の生活に及ぼす影響について身体的・心理的・社会的側面からアセスメントする力を養い、対象に必要な看護援助の実践を通して、医療チームの一員としての看護専門職の役割について学びを深める。また、精神障害を持つ対象の退院支援や生活支援の実際について学び、地域で生活するために必要な社会資源の活用および多職種連携について理解する。

学習成果

<GIO>
精神の健康問題にとりくむ対象者と看護者との対人関係が相互作用で成り立っていることと、対象者の健康問題が日常生活や対人関係にもたらす影響の意味とを考えながら対象者とかかわり、看護過程を展開し、対象者を一人の人として理解し尊厳を尊重した援助方法を修得する。

<SBOs>
1. 対象者とのかかわりが人権擁護と倫理的配慮を伴ったものであることを理解し、記述できる。
2. 患者との対人関係を通して、治療的なかかわりを実施できる。
3. 対象者を病とともにある人生を歩んでいる存在と受けとめ、尊厳を尊重したかかわりができる。
4. 精神の健康問題にとりくむ人に特徴的な症状・状態像を理解し、精神状態を査定できる。
5. 対象者のセルフケア能力を確認し、必要な日常生活援助を考え、実施できる。
6. 対象者の援助に必要な看護技術や態度を習得できる。
7. 対象者を全人的、統合的に理解し記述できる。
8. 精神の健康問題にとりくむ人への地域サポートシステムのあり方が理解できる。
9. 対象者とのかかわりを通して自己洞察を深め、援助者としての自己の成長と役割を振り返り記述できる。
10. 精神看護学実習を通して自己の看護観を明らかにし、精神看護および自分自身のキャリア発達の課題について考え、記述できる。

授業計画

実習要項に記載している。

総時間数 90時間(実習90時間)
準備学習の内容/必要な時間 1. 主な精神疾患に関する知識や関連法規など、実習を展開するために必要な基礎的知識(SBOsの2.4.5.8)の準備状況を確認することを目的として小テストを行う。
実習初日朝に約10分間の小テストを行うため、実習要項を参考に準備学習すること。テストにあたっては、実習要項をよく読み、実習中に記載する記録様式等を手元に準備しておくこと。(45分)
2. 実習目標が達成できるように、受け持ち患者に関する自己学習をして臨むこと。(45分)
評価方法 実習に必要な基礎的知識を確認するための「小テスト」(10%)、「行動目標・到達目標(SBOs)の達成状況」(90%)により、総合的に評価する。
試験・課題に対するフィードバックの方法 実習記録返却時、個々の評価表に教員のコメントを記載する。
全学生の実習終了時の合否発表に併せ、実習結果について解説する。
テキスト 授業資料は、必要時に配布する。