科目分類 | 学部・学科 | 入学年度 | ||
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臨地実習 | 看護学科 | 令和5年度生 | ||
科目コード | 科目名 | 単位 | 開講時期 | 担当者 |
F-166 | 母性看護学実習Ⅱ | 1単位 | 3年次 通年 | 石崎智子、八木絵里子、坪井真美、山口小百合 |
科目分類 | 臨地実習 |
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学部・学科 | 看護学科 |
入学年度 | 令和5年度生 |
科目コード | 単位 | 開講時期 |
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F-166 | 1単位 | 3年次通年 |
担当者 | 石崎智子、八木絵里子、坪井真美、山口小百合 |
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ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け
この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち、
1. 保健医療介護福祉組織のチーム活動に必要なコミュニケーション能力を身につけている。
2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。
3. 科学的根拠に基づき臨床推論し、看護の対象に合わせて創意工夫・応用できる。
4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。
5. 保健医療介護福祉の課題に取り組む地域の人々と連携・協働し、地元創成に貢献する能力を身につけている。
6. 国や民族・性別の枠を超えて多様な文化や価値観を受け入れ、国際的な健康課題を理解することができる。
に関連している。本科目は、学外で行われる実習で、学童期である小学校高学年、青年前期である中学生を対象としており、臨地は学校教育の教室である。関連する科目は、基礎分野では、科学的思考の基盤の全科目、人間と生活・社会の理解の全科目である。専門基礎分野では人体の構造と機能の全科目、疾病の成り立ちと回復の促進では、臨床栄養学、公衆衛生学である。専門分野では、援助的人間関係論、小児看護学概論、小児看護学援助論Ⅰ、母性看護学概論、母性看護学技術論Ⅰ・Ⅱ、医療安全学、スタートアップ演習である。関連科目の内容を十分復習した上で実習に臨むこと。
科目概要
本科目では、学童期や青年前期にある人々を対象とした教育の場を通して、性と生殖に関するセクシュアリティ教育の必要性と、教育に必要な知識・技術・態度を学ぶ。教育活動の計画・実施・評価の一連のプロセスを通して、リプロダクティブヘルス/ライツの概念に基づいた性と生殖の健康および家族計画について学修する。思春期の対象に対し、性と生殖に関する知識および価値観や性に対する肯定的な態度について指導をとおして学びを深める。また、保健医療福祉チームの一員として、地域で暮らす人々の健康を守るためのリプロダクティブヘルスケアを実践する役割および倫理性について学修する。
学習成果
<GIO>
1. 学童期・青年前期の人々の性と生殖に関する健康と課題を理解し、包括的セクシュアリティ教育(Comprehensive sexuality education :CSE)プログラムによる学習機会を通して、性と生殖に関するセクシュアリテイ教育を実践できる。
2. 性と生殖に関するセクシュアリテイ教育に必要な知識技術態度を学ぶ。
3. CSEプログラムを実践するためのデザイン、CSEプログラム案の計画、実施、評価を通して、CSEの自己評価と課題を整理する。
4. CSE実施のサポート体制支援の必要性を理解する。
<SBOs>
1. 初等・中等教育における性に関する指導についての学習指導要領を理解する。
2. 該当する都道府県自治体の初等・中等教育における性に関する指導方針を理解する。
3. 該当する学校の性に関する学校教育活動、体育科、保健体育科などの関連教科の指導概要を理解する。
4. 学童期の発達段階を踏まえた学校と家庭との連携体制を理解する。
5. 学童期の子供たちを取り巻く社会環境と性に関わる情報の実態を理解する。
6. 学童期、青年前期にある人の性に関する関心や学習ニーズ、教育ニーズを理解する。
7. 学童期、青年前期にある人教育的なかかわりの場の特徴を理解する。
8. 教えることの基本となる、相手に合わせて伝える力、相手の反応や表出を待つ力など自己のコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を自己評価できる。
9. CSEプログラムをデザインし、計画したシナリオに沿って実践、評価する。
10. 保健医療介護福祉チームの一員としてリプロダクテイブヘルスケアの実践者に求められる課題を記述する。
11. CSEプログラムによるセクシュアリテイ教育を通して看護専門職として学び続ける課題を記述する。
授業計画
学習内容は実習要項に記載している
総時間数 | 45時間(実習45時間) |
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準備学習の内容/必要な時間 | 1. 小児看護学概論復週修して学童期(思春期前期)及び青年前期の人々の成長発達と発達課題と学習者のニーズを整理しておくこと。(45分) 2. 初等・中等教育における性に関する指導についての学習指導要領を復習して、自身が作成したCSEプログラム案と齟齬がないか確認しておくこと。(45分) 3. 母性看護学技術論2学内演習で学習したテキスト「母性看護学概論リプロダクテイブヘルスと看護」「国際セクシュアリテイ教育ガイダンス」を読み直して、自身が作成したCSEプログラム案と齟齬がないか復修すること。(45分) 4. 自身が作成したノ-トとCSEプログラム案に沿ってシミュレーションをすること。(45分) |
評価方法 | 実習目標の到達85%、課題レポ-ト15%で評価する。 |
試験・課題に対するフィードバックの方法 | 実習評価項目と配点は、実習目標ごとに実習要項に記載している。学生は実習後の個別面談時までに自己評価をする。教員は学生と共に目標ごとに自己評価につながる事実確認をして必要なフィードバックをする。 |
テキスト | ナーシンググラフィカ 母性看護学1 概論。リプロダクティブヘルスと看護. 小林康江他,メディカ出版 国際セクシュアリテイ教育ガイダンス 改訂版. ユネスコ編, 明石書店 教えることの基本となるもの. 目黒悟, メヂカルフレンド社 |