成人看護学実習

科目分類 学部・学科 入学年度
臨地実習 看護学科 令和5年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
F-160 成人看護学実習 3単位 2年次 後期 佐藤千秋
科目分類 臨地実習
学部・学科 看護学科
入学年度 令和5年度生
科目コード 単位 開講時期
F-160 3単位 2年次後期
担当者 佐藤千秋

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち「1.保健医療介護福祉組織のチーム活動に必要なコミュニケーション能力を身につけている。」「2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。」「3. 科学的根拠に基づき臨床推論し、看護の対象に合わせて創意工夫・応用できる。」「4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。」「5. 保健医療介護福祉の課題に取り組む地域の人々と連携・協働し、地元創成に貢献する能力を身につけている。」「6.国や民族・性別の枠を超えて多様な文化や価値観を受け入れ、国際的な健康課題を理解することができる」に関連しており、関連する科目は、基礎分野・専門基礎分野の全科目、専門科目の基礎看護学全科目、成人看護学概論、成人看護学技術論Ⅰ・Ⅱ、医療安全学、スタートアップ演習である。関連科目の内容を十分復習した上で実習に臨むこと。

科目概要

成人期にある対象が、健康破綻により身体的・心理的・社会的に及ぼす影響について科学的にアセスメントし、これまで学修した看護理論や援助方法、看護過程を用いて、様々な健康レベルに適応した看護援助を実践する。成人期にある対象とその家族の特徴を理解し、援助的人間関係を基盤に、看護チームの一員として対象の回復過程を支える看護実践に必要な知識・技術・態度・倫理性を統合的に修得する。成人期の周術期および急性期にある対象の治療に伴う心身の侵襲が対象に及ぼす影響をアセスメントし、回復過程を支援する看護援助について学修する。また、慢性病を持つ対象の看護過程を通して、疾病と共に生きる対象のセルフマネジメントについて学びを深める。

学習成果

<GIO>
1. 周手術期(急性期・回復期)にある成人期の特徴を理解し、対象者の健康課題に応じた看護を計画・実施・評価する能力を習得する。
2. 慢性病をもつ成人期の特徴を理解し、対象者のセルフケアに向けた看護を提供するために、看護過程を通して対象者の生活の物語に触れ必要な基礎的知識・技術および態度を修得する。

<SBOs>
1. 周手術期(急性期・回復期)の看護に必要な理論的知識を活用して、患者・家族が置かれている状況をアセスメントできる。
2. 周手術期(急性期・回復期)にある患者・家族の特徴と健康課題を理解し、看護チームと情報を共有して看護を計画・実践・評価できる。
3. 周手術期(急性期・回復期)にある患者・家族に対して、安楽性、倫理性を保証する。
4. 適宜適切に報告連絡相談を繰り返すプロセスを通して自己の思考や体験を言語化しリフレクションができる。
5. 手術室看護と病棟における看護との連携およびチーム医療によって、周手術期(急性期・回復期)にある対象者に安全性、安楽性、倫理性を保証しているプロセスを記述できる。
6. 慢性病をもつ対象者の身体状況を理解しその要因について説明できる。
7. 慢性病をもつ対象者とその家族の考えや思い、価値観、生活習慣および体験している社会的状態の変化やプロセスを説明できる。
8. 慢性病をもつ対象者とその家族が病気や治療に伴うセルフケアの必要性をどのように理解しているかを説明できる。
9. 慢性病をもつ対象者とその家族とのコミュニケーションを通して、症状をコントロールしながらその人らしい生活を送るための日常生活の調整方法や具体的な方向性を確認できる。
10. 慢性病をもつ対象者とその家族の病気や治療に対する認識や学習能力に応じて、レディネスを高める倫理的関りを実践できる。
11. チーム医療において、治療や検査が効果的かつ安全・安楽に行われるよう計画的具体的に必要な調整を実践できる。

授業計画

実習内容は、実習要項に記載している。

総時間数 135時間(実習135時間)
準備学習の内容/必要な時間 1. 領域別実習オリエンテーションで提示する実習病棟の特徴をもとに自己学習を行い(30分以上)、指定された期日までに提出すること。
2. 実習中は学習資料を持参し、活用しながら実習を進めること。
3. 実習要項に提示した事前学習課題(提出期限、内容、枚数については、実習要項を参照)を実施してから実習に参加すること。(60分以上)
評価方法 実習目標の達成状況85%、終了後レポート15%により評価する。
試験・課題に対するフィードバックの方法 実習記録返却時、個々の評価表に教員のコメントを記載する。
全学生の実習終了時の合否発表に併せ、実習結果について解説する。
テキスト 授業資料は、必要時配布する。