憲法

科目分類 学部・学科 入学年度
人間と生活・社会の理解 看護学科 令和5年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
A-606 憲法 1単位 1年次 後期 佐々木しゅり
科目分類 人間と生活・社会の理解
学部・学科 看護学科
入学年度 令和5年度生
科目コード 単位 開講時期
A-606 1単位 1年次後期
担当者 佐々木しゅり

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち「2.豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる」「4.看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。」「6.国や民族・性別の枠を超えて多様な文化や価値観を受け入れ、国際的な健康課題を理解することができる。」に関連しており、連する科目は、基礎分野の倫理学、専門基礎分野の社会福祉学、社会保障制度論、専門分野の各領域の看護学概論、国際看護学、医療安全学である。これらの科目の授業進度を確認しながら、予習復習を継続して関連事項の疑問や不明な点を調べて授業に臨むこと。

科目概要

法学を概観した上で,最高法規である憲法の存在理由が基本的人権の尊重にあることを学ぶ。人権各論を学ぶ中で、憲法判例に触れ、憲法が社会の中でどのように実現され、実現されていないかを考える機会とする。また、憲法を通じて国の統治機構を学び、全体を通じてリーガルマインドを獲得することを目的とする。

学習成果

<GIO>
1. 法を知り使いこなす力(リーガル・リテラシー)と法的なものの見方(リーカル・マインド)を修得できる。
2. 学生自身がどの解釈が最も最適化を判断する能力を修得できる。
<SBOs>
1. 日本国憲法の制定過程を説明できる。
2. 自衛隊の憲法適合性を説明できる。
3. 外国人の参政権の憲法適合性を説明できる。
4. 女性の再婚禁止期間の憲法適合性を説明できる
5. 生存権の権利の性格を説明できる
6. 裁判所の司法審査の範囲を説明できる
7. 国会の憲法上の権限を説明できる。

授業計画

1.憲法制定過程:押しつけ憲法論
2.平和主義:自衛隊の合憲性 長沼事件
3.人権の主体:外国人の権利 定住外国人参政権訴訟
4.平等権:男女平等 再婚禁止期間訴訟
5.生存権:社会保障の範囲 朝日訴訟
6.裁判所:司法審査制 警察法改正無効確
7.国会:国会議員の特権 期限付き逮捕許諾事件
8.日本国憲法の特徴

総時間数 15時間(講義15時間)
準備学習の内容/必要な時間 1.事前に配布した講義資料を熟読し、内容を把握しておくこと。(30分×8=240分)
2.講義で学習した内容については、重要なところをノートに整理しておく(60分×8回=480分)
評価方法 定期試験(筆記試験)100%により評価する。
試験・課題に対するフィードバックの方法 試験結果の掲示に併せ、科目全体としての到達状況の評価や平均点等について周知する。
テキスト 憲法入門 第4版補訂版. 伊藤 正己, 有斐閣
参考文献 授業内で紹介する。