科目分類 | 学部・学科 | 入学年度 | ||
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臨地実習 | 看護学科 | 令和5年度生 | ||
科目コード | 科目名 | 単位 | 開講時期 | 担当者 |
F-164 | 小児看護学実習Ⅱ | 1単位 | 3年次 通年 | 嶋田純 |
科目分類 | 臨地実習 |
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学部・学科 | 看護学科 |
入学年度 | 令和5年度生 |
科目コード | 単位 | 開講時期 |
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F-164 | 1単位 | 3年次通年 |
担当者 | 嶋田純 |
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ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け
この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち、
1. 保健医療介護福祉組織のチーム活動に必要なコミュニケーション能力を身につけている。
2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。
3. 科学的根拠に基づき臨床推論し、看護の対象に合わせて創意工夫・応用できる。
4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。
5. 保健医療介護福祉の課題に取り組む地域の人々と連携・協働し、地元創成に貢献する能力を身につけている。
6. 国や民族・性別の枠を超えて多様な文化や価値観を受け入れ、国際的な健康課題を理解することができる
に関連している。関連する科目は、専門分野の全科目、専門基礎分野の人体の構造と機能の全科目、診断治療学Ⅳ・Ⅴ、公衆衛生学、社会福祉学、専門分野の基礎看護学全科目、小児看護学概論、小児看護学技術論Ⅰ・Ⅱ、母性看護学概論、母性看護学技術論Ⅰ・Ⅱ、医療安全学、スタートアップ演習である。関連科目の内容を十分復習した上で実習に臨むこと。
科目概要
医療機関で療養生活を送る重症心身障害児を受け持ち、小児期に生じた健康障害による様々な機能障害が、対象の生活にどのような影響を及ぼすのかを日常生活における基本的ニードの視点からアセスメントし、安全で安楽に療養するための看護援助について学修する。看護過程を用いて対象の発達段階に応じた日常生活援助を実践し、看護援助の計画・実施・評価の一連のプロセスを通して、重度の障害を持つ対象の尊厳を守る看護および倫理性について学びを深める。また、看護チームの一員として、対象の療養生活を支える継続看護について学修する。
学習成果
<GIO>
1. 小児期に生じた健康障害による様々な機能障害が、対象者の成長発達と日常生活に及ぼす影響を理解する。
2. 重度の身体機能障害と知的障害を併せ持つ複合的機能障害の程度や生活状況を理解し、人格、人権、尊厳を尊重した倫理的関りをとおしてコミュニケーションを成立することができる。
3. 小児期の発達段階から現在の発達課題に応じた日常生活の援助を既修の知識を応用工夫して実践できる。
<SBOs>
1. 病院で生活している重度の心身の機能障害を持つ人『以下、重症心身障害児(者)』の心身の成長発達段階と、残された機能を最大限に活用して生活している状況を理解する。
2. 重症心身障害児(者)と家族がこれまでの生活で培ってきた個別性と強みを理解し、援助的関係を築くことができる。
3. 既修のコミュニケーション技法を駆使して、重症心身障害児(者)および家族とのコミュニケーションをはかることができる。
4. 既修の観察技術を応用工夫して必要な観察ができる。
5. 既習の援助技術を応用工夫して、安全性を確保しながら必要な日常生活援助ができる。
6. 重症心身障害児(者)の心身の発達を促進する遊びの工夫ができる。
7. 重症心身障害児(者)の身体の発達を促進したり苦痛を取り除くための動きを理解し、安全性を考慮したポジショニングやリハビリテーションに参加できる。
8. 重症心身障害児(者)の生活の場で、看護職が行っている看護専門職としての活動を統合的に記述できる。
9. 重症心身障害児(者)を支える社会資源を理解し、受け持ち患者がどのように社会資源を活用しているか記述できる。
授業計画
実習内容は実習要項に記載している。
総時間数 | 45時間(実習45時間) |
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準備学習の内容/必要な時間 | 1. 重症心身障害児(者)の定義とその人に必要な制度を復習して法的、社会的、医療的、地域的支援記述しておく。(60分) 2. 援助的人間関係論で学んだコミュニケーション技法を復習し活用工夫ができるように準備しておくこと。(60分) 3. 小児看護学概論、技術論、小児看護学実習Ⅰで学んだ内容を復習して活用できるように準備しておくこと。(30分以上) 4. 脳神経、脊髄神経、摂食嚥下機能、皮膚の機能を復習して、症状観察に活用できるように準備しておくこと。 5. 実習後は、経験したことを振り返り丁寧に記述すること。特に関りのリフレクションは、既習のイメージマップを活用して自己の成果と課題を明確にし、具体的な解決策を用意する。(60分以上) |
評価方法 | 実習目標到達状況80%、レポート20%により評価する。 |
試験・課題に対するフィードバックの方法 | 成績を掲示した後、成績評価の全体状況や分布について解説する。 |
テキスト | 授業資料は、必要時配布する。 |