科目分類 | 学部・学科 | 入学年度 | ||
---|---|---|---|---|
看護の統合と実践 | 看護学科 | 令和5年度生 | ||
科目コード | 科目名 | 単位 | 開講時期 | 担当者 |
F-149 | 地元創成看護概論 | 1単位 | 2年次 後期 | 山川京子 |
科目分類 | 看護の統合と実践 |
---|---|
学部・学科 | 看護学科 |
入学年度 | 令和5年度生 |
科目コード | 単位 | 開講時期 |
---|---|---|
F-149 | 1単位 | 2年次後期 |
担当者 | 山川京子 |
---|
ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け
この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち、
1. 保健医療介護福祉組織のチーム活動に必要なコミュニケーション能力を身につけている。
2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。
3. 科学的根拠に基づき臨床推論し、看護の対象に合わせて創意工夫・応用できる。
4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。
5. 保健医療介護福祉の課題に取り組む地域の人々と連携・協働し、地元創成に貢献する能力を身につけている。
6. 国や民族・性別の枠を超えて多様な文化や価値観を受け入れ、国際的な健康課題を理解することができる。
に関連している。看護を必要とする人に限定するのではなく、地域の人々と有機的につながり、協働連携する能力を育成する。関連する科目は、臨地実習を含む全科目である。これらの科目の授業進度を確認しながら、予習復習を継続して関連事項の疑問や不明な点を調べて授業に臨むこと。
科目概要
地元創成看護論は、本学が十勝地域の健康の担い手として社会参加していく授業である。本学が地元創成に関わる地元地域は十勝全域を指す。本科目では、本学が立地している地域の歴史や産業に関する知識および人々の暮らしについて学習する。これまで行政が担ってきた町づくりについて学び、地元創成の視点から地域で暮らす人々の未来を想像し、看護の強みを活かして健康増進や地域の活性化推進について考える力および倫理性を養う。地域で暮らす人々の健康増進や社会参加、地域の活性化推進に関する現状と課題を明確にし、希望につながる地域社会の創成を探求する。
学習成果
<GIO>
1. 地元十勝の町村自治体の歴史や風土、文化的特徴、主要産業、人々の暮らしを深く知り、大学及び、看護の知識資源を持つ学生が共同して取り組む未来づくり事業の特徴を理解する。
2. 地元十勝の町村自治体と大学及び看護の知識資源を持つ学生が連携して、未来づくり事業に参加するために、何ができるのか具体的な行動を言語化する。
3. 地元住民と積極的に関わるために活用できる資源を理解する。
<SBOs>
1. 地元の歴史、地形、風土、文化的特徴、主要産業を概観し、人々の暮らしの実態と健康に関わる人々のニーズを理解する。
2. 地元の人々が暮らす生活圏で暮らしていたアイヌ民族の祖先の衣食住と健康に関わる文化の特徴を理解する。
3. 地元の人々が暮らす生活圏で開拓移民として暮らしていた祖先の衣食住と健康に関わる文化の特徴を理解する。
4. 地元の人々が暮らす生活圏で暮らしていた祖先の明治・大正・昭和前期における、厳冬期の暮らしとセルフケアの知恵を理解する。
5. 地元の人々が暮らす生活圏で明治期以降、国民皆保険制度ができるまで祖先の健康を支えていた医療制度の仕組みと医師や看護師の活動の実際を知り、制度の強み弱みを理解する。
6. これまでに起こった地元の自然災害と被災状況に関する具体的な対策を知り、強み弱みを含む行政の取り組みの特徴と課題を理解する。
7. 国外の国や地域で取り組んできた、少子社会対策例や、高齢社会対策例を理解する。
8. 地元の人々と共に未来づくり事業に参加するうえで、大学と看護学生が使える健康に関する知識資源を活かす具体的な行動を記述できる。
授業計画
1 1. 地元音更町の歴史、地形、風土、文化的特徴、主要産業を概観し、人々の暮らしの実態と健康に関わる人々のニーズを理解する。
2 1. 地元の人々が暮らす生活圏で暮らしていたアイヌ民族の祖先の衣食住と健康に関わる文化の特徴を理解する。
3 地元の人々が暮らす生活圏で開拓移民として暮らしていた祖先の衣食住と健康に関わる文化の特徴を理解する。
4 地元の人々が暮らす生活圏で暮らしていた祖先の明治大正昭和前期における、厳冬期の暮らしとセルフケアの知恵を理解する。
5 地元の人々が暮らす生活圏で祖先の健康を支えていた医療制度の仕組みと医師や看護師の活動の実際を知り強み弱みを理解する。
6 これまでに起こった地元の自然災害と被災状況に関する具体的な対策を知り、強み弱みを含む行政の取り組みの特徴と課題を理解する。
7 国外の国や地域で取り組んできた、少子社会対策例や、高齢社会対策例を理解する。
地元の人々と共に未来づくり事業に参加するうえで、大学と看護学生が使える健康に関する知識資源を活かす具体的な行動を記述できる。
8 国外の国や地域で取り組んできた、少子社会対策例や、高齢社会対策例を理解する。
地元の人々と共に未来づくり事業に参加するうえで、大学と看護学生が使える健康に関する知識資源を活かす具体的な行動を記述できる。
総時間数 | 15時間(講義15時間) |
---|---|
準備学習の内容/必要な時間 | 1. 基礎分野で学んだ、思考と表現、人間学、憲法を復習して自身が考える地元創成看護について他者に伝えられるように復習する。(60分) 2. 専門基礎科目の保健医療福祉連携論を復習して、誰がどのような社会資源を活用して誰と連携しているのか、保健医療福祉連携の基本的な知識を整理しておく。(60分) 3. 専門科目の各領域の看護学概論を復習して看護の対象の特徴について復習し、健康レベルを問わず生活者としての地域住民と関わるうえで必要となる情報を整理しておく。(30分×8回=240分) 4. 新聞、一般図書、webその他信頼のおけるメディアから各回の授業ごとに、関連する情報を収集して疑問点を質問できるように整理しておく。(20分×8回=160分) 5. これまで修了している各実習での学びをファイルごとに復習し、学びと課題を整理しておく。(25分×8回=200分) |
評価方法 | 筆記試験60%,課題レポート40%により評価する。 課題レポートの課題は授業でその都度提示する。 |
試験・課題に対するフィードバックの方法 | 試験の合否発表に併せ、科目全体としての到達状況の評価や平均点等について周知する。 レポートに記載された疑問点は提出毎に次回の授業で解説する。 |
テキスト | 授業資料は、毎回配布する。 |