口腔保健論

科目分類 学部・学科 入学年度
健康支援と社会保障制度 看護学科 令和5年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
F-115 口腔保健論 1単位 2年次 前期 田中義博、平野尚美、日野美貴、小野圭介
科目分類 健康支援と社会保障制度
学部・学科 看護学科
入学年度 令和5年度生
科目コード 単位 開講時期
F-115 1単位 2年次前期
担当者 田中義博、平野尚美、日野美貴、小野圭介

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち、
2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。
4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。
に関連している。関連する科目は、専門基礎科目の診断治療学Ⅳ、専門分野の看護診断技術論、基礎看護技術論Ⅰ・Ⅱ、臨地実習である。これらの科目の授業進度を確認しながら、予習復習を継続して関連事項の疑問や不明な点を調べて授業に臨むこと。

科目概要

本科目では、歯科保健統計や歯科保健施策等の歯科保健の動向を理解し、口腔衛生の基礎知識と各発達段階及び健康レベル別の歯科保健指導について学修する。また、摂食嚥下のしくみと機能について、ライフステージごとの機能の変化や疾患に伴う摂食嚥下障害について学修する。さらに、ライフステージや健康レベルに適応した口腔ケアの実際について学び、人間のいのちの育みとしての「食べる」ことの意味と「食べる」ことを支える看護について、講義と演習を通して理解を深める。

学習成果

<GIO>
学生が今後関わる他職種がどのように口腔の健康に関わっているかを理解し、看護師の役割について考えることができる。
<SBOs>
1. 世代別歯科保健の在り方について説明できる。
2. 高齢者の口腔機能について説明できる。
3. 摂食嚥下障害について説明できる。
4. 安全に口腔ケアを行うための姿勢について説明できる。
5. 介護施設における口腔ケアについて理解し、説明できる。
6. 口腔ケアの方法および留意点について説明できる。

授業計画

1 (1) 歯科保健の動向とあり方
  (2) 各ステージにおける歯科疾患の特徴
2 (1) いのちを支える食べることの意味
  (2) 嚥下ピラミッドの理解
3 (1) 看護師に必要な口腔ケア
  (2) 高齢者の口腔機能向上
4 (1) 摂食嚥下障害とは
  (2) 摂食嚥下障害のリハビリテーション
5 (1) 活動性を高めていく姿勢づくり
  (2) 安全な離床
6 (1) 介護施設から見た口腔ケア
  (2)「口から食べる」を支えるケア
7 口腔ケアの実際1
8 口腔ケアの実際2

総時間数 15時間(講義15時間)
準備学習の内容/必要な時間 1. 講義に際して参考になる文献等があれば事前または事後に配付するため、目を通しておくこと(30分以上)。
2. 講義内容を確認して、興味あるテーマに関して学習しておくこと(30分以上)。
3. 学習した内容については、重要なところをノートに整理しておくこと(30分以上)。
評価方法 定期試験(筆記試験)100%で評価する。
試験・課題に対するフィードバックの方法 試験結果の掲示に併せ、科目全体としての到達状況の評価や平均点等について周知する。
テキスト 授業資料は、毎回配布します。
基礎から学ぶ口腔ケア 改訂第3版. 菊谷武他, 学研メディカル秀潤社