写真論

科目分類 学部・学科 入学年度
専門教育科目、文化・教養 地域共生学科 キャリアデザインコース 令和5年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
B-123 写真論 2単位 2年次 前期 大平 剛
科目分類 専門教育科目、文化・教養
学部・学科 地域共生学科 キャリアデザインコース
入学年度 令和5年度生
科目コード 単位 開講時期
B-123 2単位 2年次前期
担当者 大平 剛

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は地域共生学科キャリアデザインコースのディプロマ・ポ リシーのうち(4)「自分自身の理解を深め、多様な考え方をもっている他者とともに生きる力を身につけている。」に関連して、 文化・教養ユニットの専門科目として写真の技術と歴史について学ぶ。

科目概要

19世紀前半に登場した写真というメディアはきわめて近代的な問題を抱えた産物であって写真を論じることは人間の欲望を論じることにもつながる。この写真というメディアの特性を理解し、写真が人間の生にもたらした影響を考察しながら、 写真の歴史について一定の知識を持ち、 写真の技術を習得することも目標としている。

学習成果

到達目標は、写真を支えている枠組みに関して知識を持ち、写真の歴史に関して大まかな理解ができ、説明ができることと、これまでの写真表現の中から任意に選んだものの特徴を捉えて、写真化できることである。

授業計画

1.イントロダクション
2.写真の技術の誕生と日本に輸入されるまで(歴史)
3.技術から「芸術」へ 写真家の意識の変化(歴史)
4.ピクトリアリズムから「新興写真」まで(歴史)
5.外界への興味 自然写真・記録写真・ルポルタージュの誕生(歴史)
6.写真は子どもをどのように捉えていったのか(歴史)
7.写真はスナップで何をどのように捉えていったのか(歴史)
8.「私」って何?(歴史)
9.写真機の歴史と扱い方
10.写真加工ソフトの機能と扱い方
11.写真作成のコンセプトについて
12.作品作成(ポートレイト)
13.作品作成(ポートレイト)
14.写真の加工
15.お互いに撮った写真の紹介・全体のまとめ

総時間数 30時間(講義30時間)
準備学習の内容/必要な時間 写真史については、前回の話をもとに次の話を進めるので、わからなかった用語や背景を調べることを求める。(60分)
作品作成については、その技術・方法・コンセプトについて事前に考えまとめておくことや、作品作成における準備等を行っておくことが求められる。(60分)
評価方法 小テスト(50%) 、提出物(50%)
小テストは第2回から第8回までの講義内容について、その次の回の冒頭に復習テストとして7回行い、その合計点を50点満点として換算する。
提出物は第9回から14回までで作成した作品による。作成のコンセプトや計画を絵コンテによって提出してもらい、その結果としての作品である。その全体像を50点として評価する。
試験・課題に対するフィードバックの方法 テストに関しては模範解答をテスト終了後、classroomにて配付します。
提出物(ポートレイト)は印刷物として成果をしてまとめます。
テキスト プリントを配布する
参考文献 鳥原学著『日本写真史』上下2冊 中公新書
打林俊『写真の物語 イメージ・メイキングの400年史』森話社