科目分類 | 学部・学科 | 入学年度 | ||
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健康支援と社会保障制度 | 看護学科 | 令和5年度生 | ||
科目コード | 科目名 | 単位 | 開講時期 | 担当者 |
F-116 | 公衆衛生学 | 1単位 | 2年次 後期 | 正保里恵子、紺野圭太 |
科目分類 | 健康支援と社会保障制度 |
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学部・学科 | 看護学科 |
入学年度 | 令和5年度生 |
科目コード | 単位 | 開講時期 |
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F-116 | 1単位 | 2年次後期 |
担当者 | 正保里恵子、紺野圭太 |
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ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け
この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち、
2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。
4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。
に関連している。関連する科目は、専門基礎分野の社会福祉学、社会保障制度論、保健医療福祉連携論、専門分野の各領域の看護学概論、地域・在宅看護技術論Ⅰ、地域・在宅看護論実習Ⅰ・Ⅲ、地元創成看護論演習、地元創成看護論実習である。これらの科目の授業進度を確認しながら、予習復習を継続して関連事項の疑問や不明な点を調べて授業に臨むこと。
科目概要
公衆衛生活動は個々の疾病予防に対する自然科学的なアプローチと、社会・経済の変化や地域社会の文化・風俗・習慣とも密接に関連した人々の行動や生活習慣に着目するという社会的な面からのアプローチを必要とする。本科目では、公衆衛生の歴史や概念を理解し、社会における人々の健康増進や疾病予防、健康寿命の延長、地域や国ごとの健康への脅威に対処するための組織的な活動について学習する。地域社会の歴史や文化・風土などに関連した人々の行動や生活習慣に着目し、社会的な面から健康を支援する公衆衛生活動について保健行政の仕組みも含め学習し、人々の健康の維持増進に関わる広い概念の医療について理解を深める。
学習成果
<GIO>
多要因から成る健康の成り立ちを理解し、政策・制度面を含めて健康増進と疾病の予防のために、広い視野に立って考え行動することができるように、知識と方法論を修得する。
<SBOs>
1. 公衆衛生の概念と歴史を説明できる。
2. 保健統計の各種の指標を説明でき、それらの動向を概説できる。
3. 生活習慣の動向と生活習慣病の予防について説明できる。
4. 医療保障制度と地域保健の制度・現状と課題について説明できる。
5. 精神保健の現状と制度について説明できる。
6. 高齢者の保健と医療の制度と現状と課題について説明できる。
7. 母子保健の制度と動向について説明できる。
8. 学童期の健康管理の制度と現状について説明できる。
9. 職場の健康管理の方法、制度、現状について説明できる。
10. 災害保健、健康危機管理の制度と現状について説明できる。
11. 感染症対策の制度と現状、各種感染症の動向について説明できる。
12. 疫学について概説でき、各種の疫学調査方法、疫学指標について説明できる。
授業計画
1 公衆衛生の概念と歴史
保健統計と健康に関連した指標の種類
2 人口・死亡・疾病の動向
生活習慣の動向と生活習慣病の予防
3 医療保障制度と地域保健
4 精神保健
(1) 精神疾患の特徴 (2) 精神疾患患者の入院制度および社会復帰制度
高齢者の保健と医療
(1) 後期高齢者医療 (2) 特定健康診査 (3) 介護保険
5 母子保健
(1) 母子保健法 (2) 保健指導・訪問指導 (3) 療育医療 (4) 児童虐待防止 (5 )学童期の健康管理
6 職場の健康管理
(1) 労働安全衛生法 (2) 健康管理・職業病の予防
(3) トータルヘルス・プロモーション
7 災害保健、健康危機管理:災害保険に関する法制度、健康危機管理の概念
感染症対策:予防接種法、感染症法、感染症の動向
8 疫学的方法による健康の理解
総時間数 | 15時間(講義15時間) |
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準備学習の内容/必要な時間 | 1. 講義前に教科書の関連する項目を自己学習すること。(30分×8回=240分) 2. 講義終了後に配布した資料と教科書により学習内容を復習すること。(60分×8回480分)。 |
評価方法 | 筆記試験100%で評価する。 |
試験・課題に対するフィードバックの方法 | 試験結果の掲示に併せ、科目全体としての到達状況の評価や平均点等について周知する。 |
テキスト | 授業資料は、毎回配布する。 ナーシング・グラフィカ 健康支援と社会保障2 公衆衛生. 平野かよ子他, メディカ出版 |
その他 | 本科目は実務経験のある教員による授業科目に該当します。 |