とかちの自然と歴史

科目分類 学部・学科 入学年度
基礎教養科目 地域共生学科 キャリアデザインコース 令和5年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
B-103 とかちの自然と歴史 2単位 1年次 前期 大和田 努
科目分類 基礎教養科目
学部・学科 地域共生学科 キャリアデザインコース
入学年度 令和5年度生
科目コード 単位 開講時期
B-103 2単位 1年次前期
担当者 大和田 努

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は地域共生学科キャリアデザインコースのディプロマ・ポリシーの「2. 十勝の産業・行政・自然・歴史や文化について基本的な知識を修得している」に関連しており、、地域教養学科のの学科教養科目としての基礎的領域に属し、十勝の成り立ちについて自然と歴史という観点から学修します。

科目概要

本講は歴史・文化・自然の変遷から、十勝地方について総合的な理解を深めることを目的とする。十勝地方は明治30年以降の本州からの人口流入が大きな要因になり開拓され、現在では畑作・酪農を基幹にした地域社会を形成している。十勝地方に現在「当たり前」にある産業・風景・人々の営みなどが、歴史上どのように構築されて来たのか、理解を深める。

学習成果

十勝地方の自然と歴史について、特性を理解し、紹介し、説明することができる。
十勝地方の歴史を、北海道史・日本史・世界史の文脈に位置づけて説明することができる。
歴史を説明する際に根拠になる「史料」を用いて整理・判断が出来るようになる。

授業計画

1. ガイダンス 
2. 松浦武四郎の探査と記録 ① 十勝内陸部を記録する
3. 松浦武四郎の探査と記録 ② 地名を定める
4. 本州からの移住 ① 十勝の入り口:十勝川河口「大津」と漁業権
5. 本州からの移住 ② 土地の調査と測量、そして移住者がやってくる
6. 十勝開拓の先駆者 晩成社・依田勉三 ①移住と土地の取得
7. 十勝開拓の先駆者 晩成社・依田勉三 ②「マルセイ牛肉」「マルセイバタ」の販売
8. 十勝開拓の先駆者 晩成社・依田勉三 ②なぜ晩成社は有名になったのか?
9. バブル到来−−鉄道と工場と組合化の大正時代−− 
10. 故郷を考えた人々−−「十勝らしさ」が発見された昭和初期−−
11. 十勝の老舗からみる商業の変遷
12. 座・劇場・映画館−−娯楽の遷り変わり−−
13. 馬から車社会へ 昭和30年代の十勝
14. スケートの歴史
15. まとめ 

総時間数 30時間(講義30時間)
準備学習の内容/必要な時間 以前配付した資料を読んで、授業内容を理解しておくこと。(60分)
評価方法 レポート提出後、コメントを記入して返却。
試験・課題に対するフィードバックの方法 レポート70%、参加状況30%
テキスト 特に無し
参考文献 授業中に適宜紹介する。
その他 【実務経験のある教員による授業】社会教育施設で学芸員として従事する講師が、地元十勝の歴史・文化・自然の変遷を講じ、現在の産業・風景・人々の営みなどが、歴史上どのように構築されて来たのかについて講義を展開する。