臨床看護学特講

科目分類 学部・学科 入学年度
看護の統合と実践 看護学科 令和5年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
F-153 臨床看護学特講 1単位 3年次 前期 石崎智子、天谷美紀、山口小百合、高川真路美
科目分類 看護の統合と実践
学部・学科 看護学科
入学年度 令和5年度生
科目コード 単位 開講時期
F-153 1単位 3年次前期
担当者 石崎智子、天谷美紀、山口小百合、高川真路美

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち、
1. 保健医療介護福祉組織のチーム活動に必要なコミュニケーション能力を身につけている。
2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。
3. 科学的根拠に基づき臨床推論し、看護の対象に合わせて創意工夫・応用ができる。
4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。
5. 保健医療介護福祉の課題に取り組む地域の人々と連携・協働し、地元創成に貢献する能力を身につけている。
6. 国や民族・性別の枠を超えて多様な文化や価値観を受け入れ、国際的な健康課題を理解することができる。
に関連している。関連する科目は、専門分野の臨地実習を含めた老年看護学全科目、小児看護学全科目、母性看護学全科目、精神看護学全科目、地域・在宅看護論全科目である。これらの授業進度を確認しながら、予習復習を継続して関連事項の疑問や不明な点を調べて授業に臨むこと。

科目概要

本科目では、講義・演習・実習を通して、これまで学んできた老年看護学、小児看護学、母性看護学、地域・在宅看護論など臨床の看護実践に関する知識・技術および重要事項について有機的に統合する。また、各分野に必要な基本的および専門的知識を活用することで、対象の状況に応じた適切な看護支援について考える力および倫理性を養う。看護実践能力に関わる学修到達状況を確認しながら卒業時までに強化すべき課題を明確にし、主体的に学修を深め自らの能力向上に取り組む力を高める。

学習成果

<GIO>
各分野に必要な看護の基本的知識を十分に備えて、その知識を活かして対象の状況に応じた適切な看護支援を考えることができる。

<SBOs>
1. 対象の疾患あるいは障害の特徴(原因・誘因、好発部位や年齢、症状、検査、治療、予後など)を説明できる。
2. 対象の健康の段階、生活習慣、価値観、文化、意向、家族関係、経済状況などに応じた看護支援について根拠を持って説明できる。
3. 様々な疾患および障害を有する対象の療養に必要な諸制度の活用や多機関・多職種との連携・協働について説明できる。
4. 人々の健康と暮らしを守るための社会保障制度や社会福祉制度について説明できる。

授業計画

1・2 老年看護学
   (1) 老年期にある人の看護
   (2) 介護保険制度と地域包括ケアシステム
3 小児看護学
  (1) 子供に関連する保健統計および法制度
  (2) 子供の成長発達と生活
  (3) 子供に特徴的な健康問題と看護
4 母性看護学1
  (1) 母性看護の概念、人間の性と生殖
  (2) 月経周期と女性のライフサイクル各期における看護
  (3) 母子の健康生活に関わる保健施策と法律、母子保健統計
5 母性看護学2
  (1) 妊娠期・分娩期の看護
  (2) 妊娠・分娩の異常と看護
  (3) 産褥期・新生児期の看護
  (4) 産褥・新生児の異常と看護
6 精神看護学
  (1) 精神保健の基本的理解
  (2) 精神疾患・障害などの基本的理解
  (3) 地域における自立支援
7・8 地域・在宅看護論
  (1) 在宅における医療処置および日常生活援助
  (2) 社会保険制度と社会福祉制度の基本的理解
  (3) 地域における自立支援

総時間数 15時間(講義15時間)
準備学習の内容/必要な時間 1. 事前学習として、シラバスで予定されている内容について学習し授業に参加すること。(240分)
2. 事前学習として、既存の看護師国家試験問題(問題集等を参考)の中から、シラバスに予定されている内容の問題を解いておくこと。(240分)
3. 事後学習として、理解が不足していた内容を整理し、十分に復習すること。(240分)
評価方法 定期試験(筆記試験)100%により評価する。
試験・課題に対するフィードバックの方法 合否発表に併せて試験結果について周知する。
テキスト 授業資料は毎回配布とし、適宜講義中に提示する。
参考文献 2022年版 医学書院 看護師国家試験問題集