基礎看護学特講

科目分類 学部・学科 入学年度
看護の統合と実践 看護学科 令和5年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
F-152 基礎看護学特講 1単位 1年次 前期 大野夏代、嶋田純、内海優子、佐藤千秋
科目分類 看護の統合と実践
学部・学科 看護学科
入学年度 令和5年度生
科目コード 単位 開講時期
F-152 1単位 1年次前期
担当者 大野夏代、嶋田純、内海優子、佐藤千秋

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち、
1. 保健医療介護福祉組織のチーム活動に必要なコミュニケーション能力を身につけている。
2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。
3. 科学的根拠に基づき臨床推論し、看護の対象に合わせて創意工夫・応用ができる。
4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。
5. 保健医療介護福祉の課題に取り組む地域の人々と連携・協働し、地元創成に貢献する能力を身につけている。
6. 国や民族・性別の枠を超えて多様な文化や価値観を受け入れ、国際的な健康課題を理解することができる。
に関連している。関連する科目は、専門分野の基礎看護学全科目、看護管理、医療安全、成人看護学概論、成人看護学技術論Ⅱ、基礎看護学実習Ⅰ・Ⅱ、成人看護学実習である。これらの授業進度を確認しながら、予習復習を継続して関連事項の疑問や不明な点を調べて授業に臨むこと。

科目概要

本科目では、講義・演習・実習を通して、これまで学んできた基礎看護学・看護管理・医療安全・成人看護学(慢性期)など、臨床の看護実践に関する知識・技術および重要事項について有機的に統合する。また、各分野に必要な基本的および専門的知識を活用することで、対象の状況に応じた適切な看護支援について考える力および倫理性を養う。看護実践能力に関わる学修到達状況を確認しながら卒業時までに強化すべき課題を明確にし、主体的に学修を深め自らの能力向上に取り組む力を高める。

学習成果

<GIO>
各分野に必要な看護の基本的知識を十分に備え、その知識を活かして対象の状況に応じた適切な看護支援を考えることができる。

<SBOs>
1. 看護実践の基盤となる看護の概念や目的・機能、看護理論、看護の対象理解、看護倫理等について説明できる。
2. 看護実践に必要な看護過程および看護に共通な基本的技術であるバイタルサイン、フィジカルアセスメントについて説明できる。
3. 対象の生活を支える基本的日常生活援助技術について、正しい知識・技術が説明できる。
4. 対象が安全・安楽に診療が受けられるために必要な基本的援助技術について、説明できる。
5. 看護マネジメントや医療事故防止等について説明できる。
6. 対象の疾患あるいは障害の特徴(原因・誘因・症状・検査・予後など)を説明できる。
7. 対象の健康の段階、生活習慣、価値観、文化、意向、家族状況、経済状況などに応じた看護支援について根拠をもって説明できる。
8. さまざまな疾患および障害を有する対象の療養に必要な諸制度の活用や多機関・多職種との連携・協働について説明できる。

授業計画

1 基礎看護学1
   (1)看護の目的と機能 (2)看護理論 (3)看護の対象と理解
2 基礎看護学2
   (1)看護倫理 (2)根拠に基づいた実践 (3)多職種連携
3 基礎看護学3
   (1)看護過程 (2)バイタルサイン (3)フィジカルアセスメント
4 基礎看護学4
   基本的日常生活援助
5 基礎看護学5
   診療に伴う援助
6 看護の統合と実践
   (1)看護におけるマネジメント (2)医療事故防止 (3)看護の質保証
7 成人看護学(慢性)1
   (1)成人の健康と生活 (2)がん看護、終末期看護 
8 成人看護学(慢性)2
   (1) 疾患、障害への適応と社会復帰への看護
   (2) 慢性期にある患者とその家族の看護

総時間数 15時間(講義15時間)
準備学習の内容/必要な時間 1. 事前学習として、シラバスで予定されている内容について学習し授業に参加すること。(240分)
2. 事前学習として、既存の看護師国家試験問題(問題集等を参考)の中から、シラバスに予定されている内容の問題を解いておくこと。(240分)
3. 事後学習として、理解が不足していた内容を整理し、十分に復習すること。(240分)
評価方法 定期試験(筆記試験)100%により評価する。
試験・課題に対するフィードバックの方法 合否発表に併せて試験結果について周知する。
テキスト 授業資料は毎回配布とし、適宜講義中に提示する。
参考文献 2022年版 医学書院 看護師国家試験問題集