基礎看護学実習Ⅰ

科目分類 学部・学科 入学年度
臨地実習 看護学科 令和5年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
F-155 基礎看護学実習Ⅰ 1単位 1年次 後期 大野夏代、山川京子、内海優子
科目分類 臨地実習
学部・学科 看護学科
入学年度 令和5年度生
科目コード 単位 開講時期
F-155 1単位 1年次後期
担当者 大野夏代、山川京子、内海優子

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち「1. 保健医療介護福祉組織のチーム活動に必要なコミュニケーション能力を身につけている。」「2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。」「3. 科学的根拠に基づき臨床推論し、看護の対象に合わせて創意工夫・応用ができる。」「4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。」「5. 保健医療介護福祉の課題に取り組む地域の人々と連携・協働し、地元創成に貢献する能力を身につけている。」「6. 国や民族・性別の枠を超えて多様な文化や価値観を受け入れ、国際的な健康課題を理解することができる。」に関連している。関連する科目は、看護学概論、援助的人間関係論、基礎看護学技術論Ⅰ・Ⅱ、看護診断技術論(フィジカルアセスメント)、形態機能学Ⅰ・Ⅱ、病態生理学、診断治療学Ⅰ・Ⅱである。関連科目の内容を十分復習した上で実習に臨むこと。

科目概要

本科目では、看護の対象となる患者を受け持ち、コミュニケーションや療養生活の観察、環境整備などの体験を通して、援助を必要とする対象者との人間関係構築について理解を深め、専門職としての看護援助の独自性や専門性、倫理性について学習する。健康問題により入院している患者の療養生活を支える医療現場の見学を通して、病院の構造や機能、看護専門職としての役割と多職種との連携について理解する。また、看護学生として自主的・自律的に行動し、自己の学修課題について考察する。

学習成果

<GIO>
健康問題があり日常生活に支障をきたして入院している対象者(患者)について、既習した観察技術や生活行動援助技術、コミュニケーション技法を積極的に活用し、看護援助を必要としている状況を理解する。さらに、対象に必要な日常生活援助について根拠をもって計画、実践する。

<SBOs>
1. 対象者の健康状態および生活状況を理解できる.
1) 観察技術およびコミュニケーション技法を用いて対象者と関わり、対象者が体験している事実を記述できる。
2) 対象者が体験している事実から健康状態および生活状況を解釈・判断して記述できる。
3) 対象者の現在の健康状態および生活状況について説明できる。

2. 対象者に必要な日常生活援助を実施できる。
1) 対象者に必要な日常生活援助について、その必要性および根拠に基づいて計画できる。
2) 援助過程における安全・安楽を考え、必要な観察と看護援助を実践できる。
3) 実施した日常生活援助について振り返り自己評価ができる。

3. 看護を学ぶ学生として、責任ある態度で行動できる。
1) 適切な挨拶・言葉遣い、身だしなみ、対象者を尊重した態度で行動できる。
2) 時間を守り、必要な報告・連絡、相談ができる。
3) 遅刻および欠席をせずに実習に臨むことができる。
4) 積極的かつ主体的に行動することができる。

授業計画

実習内容は実習要項に記述している。

総時間数 45時間(実習45時間)
準備学習の内容/必要な時間 基礎看護技術で学習した看護学概論、援助敵人間関係論、基礎看護学技術論Ⅰ、看護診断技術論(フィジカルアセスメント)について復習すること。(60分×4)
2.対象者を一人の人間として理解するために、身体面では形態機能学Ⅰ・Ⅱ、病態生理学、診断治療学などの復習をしておくこと。(60分×4)
3.技術面では、特にバイタルサインズの測定、車椅子移乗、清潔に関する援助などの日常生活援助技術について繰り返し練習をしておくこと。(60分×4)
評価方法 実習目標の達成状況80%、課題レポート15%、カンファレンス参加度5%で評価する。
実習評価項目と評価基準は、実習要項に記載している。
試験・課題に対するフィードバックの方法 1. 学生は実習終了後の個別面談時までに自己評価をする。教員との面談で教員は学生と共に目標ごとに自己評価につながる事実確認をし、必要なフィードバックを受ける。
2. 合否発表に併せ、記録物返却時に実習目標達成状況・課題、カンファレンス参加度について知識技術態度面から解説する。
テキスト なし。授業資料を、必要時配布する。
参考文献 適宜紹介する
その他 本科目は実務経験のある教員による授業科目に該当します。