地域・在宅看護論実習Ⅱ

科目分類 学部・学科 入学年度
臨地実習 看護学科 令和5年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
F-158 地域・在宅看護論実習Ⅱ 2単位 3年次 通年 正保里恵子、高川真路美
科目分類 臨地実習
学部・学科 看護学科
入学年度 令和5年度生
科目コード 単位 開講時期
F-158 2単位 3年次通年
担当者 正保里恵子、高川真路美

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち、
1. 保健医療介護福祉組織のチーム活動に必要なコミュニケーション能力を身につけている。
2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。
3. 科学的根拠に基づき臨床推論し、看護の対象に合わせて創意工夫・応用できる。
4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。
5. 保健医療介護福祉の課題に取り組む地域の人々と連携・協働し、地元創成に貢献する能力を身につけている。
6. 国や民族・性別の枠を超えて多様な文化や価値観を受け入れ、国際的な健康課題を理解することができる。
に関連している。関連する科目は、基礎分野・専門基礎分野の全科目、専門科目の基礎看護学全科目、地域・在宅看護概論、地域・在宅看護技術論Ⅱ、成人看護学概論、成人看護学技術論Ⅰ・Ⅱ、老年看護学概論、老年看護学技術論Ⅰ・Ⅱ、小児看護学概論、小児看護学技術論Ⅰ・Ⅱ、医療安全学、スタートアップ演習である。関連科目の内容を十分復習した上で実習に臨むこと。

科目概要

本科目では、訪問看護ステーションにおける看護活動に同行し、在宅療養を必要とする人々とその家族の健康と生活を支援する在宅看護のプロセスおよび在宅看護技術について学び、在宅看護に必要な知識・技術・態度を修得する。疾病や障害を持ちながら在宅で療養する人々とその家族の療養生活のニーズを捉え、対象の尊厳を守る生活の継続に向けた看護援助と倫理性について考える力を養う。また、在宅療養を支える社会資源の活用の実際について学び、保健医療介護福祉チームの一員として看護が果たす役割について理解を深める。

学習成果

<GIO>
1. 在宅療養者と家族の特徴を捉え、看護過程に基づく療養生活支援を実践し、対象の個別性に応じたケアの工夫とその理由について考察できる。
2. 在宅療養を支える制度や社会資源を理解し、対象に必要な保健医療介護福祉サービスの連携と在宅ケアシステムの仕組みについて考察できる。
3. 在宅療養を支える多職種連携において看護職が果たす役割を説明できる。

<SBOs>
1. 在宅療養者とその家族の尊厳、人権、暮らし、価値観を尊重し援助的関係を構築できる。
2. 在宅療養者とその家族の基本的情報を正確に把握し、療養生活の特徴と看護援助の実際を述べることができる。
3. 在宅療養者とその家族を、身体的、精神的、社会的側面から総合的にアセスメントし、療養生活上の課題を明らかにできる。
4. 在宅療養者とその家族の望む生活を支援するための援助目標や具体的計画を立案し、計画に沿った看護を実施・評価できる。
5. 対象の特徴や生活に合わせた援助技術の工夫とその意味を説明できる。
6. 対象のセルフケア能力に合わせた指導を通して自立支援の在り方と課題を考察できる。
7. 家族介護力を考慮した看護援助の在り方と課題を考察できる。
8. 訪問看護ステーションの運営・経営・管理的側面から特徴を把握し記述できる。
9. 対象が活用している社会資源を把握し、その内容を説明できる。
10. 関係機関・職種との連携や協働の実際を把握し、その支援体制と課題を記述できる
11. 個人情報の保護に留意し、在宅療養者及び家族の意思を尊重し倫理的行動がとれる。
12. 学習者として、積極的・主体的に学習し,責任ある行動がとれる。
13. 看護実践を振り返り、看護専門職を志向する自身の強みと自己課題を記述できる。

授業計画

実習内容は実習要項に記載している。

総時間数 90時間(実習90時間)
準備学習の内容/必要な時間 1. 指定されている事前課題に取り組み、実習のためのワークブックを各自作成し、実習中に活用できるよう準備する。(30分以上)
2. 実習に向かう助言や指導を活かして、自身の知識技術態度を評価する。知識不足の場合は知識の学習を、技術不足の場合は技術練習に取り組み、必ず実行したことをワークブックに追記しておく。特に、在宅援助の基本は個別性に応じた工夫であることを踏まえ、知識技術を応用できるよう関連科目を復習すること。(30分以上)
評価方法 実習目標の到達状況85%、レポート15%で評価する。
試験・課題に対するフィードバックの方法 1. 実習終了時の担当教員面談時に実習で得た具体的な学びを深めるフィードバックをする。
2. 実習記録に担当教員のフィードバックコメントを記述して返却する。
3. 全体の合否発表の公表時に全体の成績の傾向と課題を解説する。
テキスト 授業資料は、必要時配布する。