科目分類 | 学部・学科 | 入学年度 | ||
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地域・在宅看護論 | 看護学科 | 令和5年度生 | ||
科目コード | 科目名 | 単位 | 開講時期 | 担当者 |
F-128 | 地域・在宅看護技術論Ⅱ | 2単位 | 2年次 後期 | 正保里恵子、高川真路美 |
科目分類 | 地域・在宅看護論 |
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学部・学科 | 看護学科 |
入学年度 | 令和5年度生 |
科目コード | 単位 | 開講時期 |
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F-128 | 2単位 | 2年次後期 |
担当者 | 正保里恵子、高川真路美 |
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ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け
この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち、
1. 保健医療介護福祉組織のチーム活動に必要なコミュニケーション能力を身につけている。
2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。
3. 科学的根拠に基づき臨床推論し、看護の対象に合わせて創意工夫・応用ができる。
4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。
5. 保健医療介護福祉の課題に取り組む地域の人々と連携・協働し、地元創成に貢献する能力を身につけている。
6. 国や民族・性別の枠を超えて多様な文化や価値観を受け入れ、国際的な健康課題を理解することができる。
に関連している。地域在宅看護論実習の基礎となる科目である。関連する科目は、基礎科目では科学的思考の基盤の全科目、人間と生活・社会の理解全科目、専門基礎科目では人体の構造と機能の全科目、疾病の成り立ちと回復の促進の全科目、健康支援と社会保障制度の全科目、専門科目では基礎看護学の全科目、地域・在宅看護概論、成人看護学概論、老年看護学概論、小児看護学概論、母性看護学概論である。これらの科目の授業進度を確認しながら、予習復習を継続して関連事項の疑問や不明な点を調べて授業に臨むこと。
科目概要
本科目では、在宅療養を必要とする人とその家族の、健康と生活を支援する在宅看護技術について学修し、在宅看護における日常生活援助ならびに医療的援助について学ぶ。また、退院前、在宅療養安定期、終末期など介入時期別の特徴、脳血管疾患患者、認知症、小児、独居など症状別・状態別の看護を学び、在宅療養の介入時期や状態に応じた在宅看護活動の展開について事例を用いて学修する。さらに、在宅療養を必要とする人とその家族を地域で支えるための地域包括ケアシステムにおける多職種・多機関との連携と協働、社会資源の活用方法、看護職の役割と倫理性について、講義と演習を通して学修し理解を深める。
学習成果
<GIO>
在宅療養者とその家族、生活の場を対象とした看護過程の実践および訪問看護に必要な基本的技術について理解し、様々な療養上の課題を持つ対象への適切な看護ケアを実施・評価する知識と技術を習得する。
<SBOs>
1. 要介護高齢者、認知症高齢者およびその家族への看護支援を説明できる。
2. 慢性閉塞性肺疾患療養者およびその家族への看護支援を説明できる。
3. がん療養者およびその家族への看護支援を説明できる。
4. 小児・成人難病療養者およびその家族への看護支援を説明できる。
5. 精神疾患療養者およびその家族への看護支援を説明できる。
6. 在宅看護過程の実践方法を理解し、事例を用いて看護計画を立案、発表できる。
7. 訪問看護に必要な面接技術について説明できる。
8. 訪問看護に必要なフィジカルアセスメント技術および日常生活援助技術の方法を理解し、説明できる。
9. 在宅療養者の生活上の課題を抽出し、その課題を解決または改善するための看護計画を立案できる。
10. 在宅療養者や家族の個別性に合わせたケア計画を実施し、ケアの評価、修正ができる。
11. シミュレーション・ベースド・ラーニングを通して、訪問看護の一連の流れを理解し、援助的関係の構築方法について考察できる。
授業計画
1 様々な対象への在宅看護1
(1)要介護高齢者・脳梗塞 (2)認知症高齢者
2 様々な対象への在宅看護1
(1)要介護高齢者・脳梗塞 (2)認知症高齢者
3 様々な対象への在宅看護2
(3)慢性閉塞性肺疾患 (4)末期がん
4 様々な対象への在宅看護2
(3)慢性閉塞性肺疾患 (4)末期がん
5 様々な対象への在宅看護3
(5)小児・成人難病 (6)精神疾患
6 様々な対象への在宅看護3
(5)小児・成人難病 (6)精神疾患
7 演習:在宅看護過程の実践方法 事例紹介
8 演習:事例展開
脳血管障害のある在宅療養者の事例(情報整理とアセスメント)
9 演習:事例展開
脳血管障害のある在宅療養者の事例(情報整理とアセスメント)
10 演習:事例展開
脳血管障害のある在宅療養者の事例(関連図の作成)
11 演習:事例展開
脳血管障害のある在宅療養者の事例(関連図の作成)
12 演習:事例展開
脳血管障害のある在宅療養者の事例(計画立案)
13 演習:事例展開
脳血管障害のある在宅療養者の事例(計画立案)
14 演習:事例展開
脳血管障害のある在宅療養者の事例(計画発表とまとめ)
15 演習:事例展開
脳血管障害のある在宅療養者の事例(計画発表とまとめ)
16 在宅看護技術1
訪問マナーと面接技術
17 在宅看護技術2
フィジカルアセスメント技術(呼吸、循環)
18 在宅看護技術2
フィジカルアセスメント技術(呼吸、循環)
19 在宅看護技術3
日常生活援助技術(食事、排泄、清潔、移動)
20 在宅看護技術3
日常生活援助技術(食事、排泄、清潔、移動)
21 在宅看護技術4
医療処置(在宅酸素療法、膀胱留置カテーテル、褥瘡ケアなど)
自立支援につながる福祉用具の活用
22 在宅看護技術4
医療処置(在宅酸素療法、膀胱留置カテーテル、褥瘡ケアなど)
自立支援につながる福祉用具の活用
23 在宅看護過程の事例展開1
模擬患者事例を用いて、療養上の課題抽出と看護計画立案
24 在宅看護過程の事例展開1
模擬患者事例を用いて、療養上の課題抽出と看護計画立案
25 在宅看護過程の事例展開1
模擬患者事例を用いて、療養上の課題抽出と看護計画立案
26 在宅看護過程の事例展開2
模擬患者事例によるシミュレーション・ベースド・ラーニング
27 在宅看護過程の事例展開2
模擬患者事例によるシミュレーション・ベースド・ラーニング
28 在宅看護過程の事例展開2
模擬患者事例によるシミュレーション・ベースド・ラーニング
29 在宅看護過程の事例展開2
模擬患者事例によるシミュレーション・ベースド・ラーニング
30 演習まとめ
総時間数 | 60時間(演習60時間) |
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準備学習の内容/必要な時間 | 1. 授業前に、テキストの該当箇所を必ず読んでおくこと。(30分以上) 2. 講義および演習時に学習した内容を振り返り、テキストや参考文献などを用いて学びの整理し、理解を深めること。(30分以上) 3. 講義や演習で学習した内容については、重要なところをノートに整理しておくこと。(30分以上) 4. グループワークに参加するにあたっては、必ず個人ワークをしたうえで参加すること。 |
評価方法 | 筆記試験30%、最終レポート40%、演習および課題の提出30%で評価する。 最終レポートのテーマ:「事例演習を通しての自己の学びと課題」 A4用紙2枚以内にまとめ、授業終了後2週間以内に提出すること。 |
試験・課題に対するフィードバックの方法 | 試験の合否発表に併せ、科目全体としての到達状況の評価や平均点等について周知する。 |
テキスト | ナーシング・グラフィカ 地域・在宅看護論① 地域療養を支えるケア. 臺有佳他, メディカ出版 ナーシング・グラフィカ 地域・在宅看護論② 地域療養を支える技術 臺有佳他, メディカ出版 新改訂版 写真でわかる訪問看護アドバンス. 押川真喜子, インターメディカ |
その他 | 本科目は実務経験のある教員による授業科目に該当します。 |