地域・在宅看護技術論Ⅰ

科目分類 学部・学科 入学年度
地域・在宅看護論 看護学科 令和5年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
F-127 地域・在宅看護技術論Ⅰ 2単位 2年次 後期 正保里恵子、高川真路美
科目分類 地域・在宅看護論
学部・学科 看護学科
入学年度 令和5年度生
科目コード 単位 開講時期
F-127 2単位 2年次後期
担当者 正保里恵子、高川真路美

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち、
1. 保健医療介護福祉組織のチーム活動に必要なコミュニケーション能力を身につけている。
2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。
3. 科学的根拠に基づき臨床推論し、看護の対象に合わせて創意工夫・応用ができる。
4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。
5. 保健医療介護福祉の課題に取り組む地域の人々と連携・協働し、地元創成に貢献する能力を身につけている。
6. 国や民族・性別の枠を超えて多様な文化や価値観を受け入れ、国際的な健康課題を理解することができる。
に関連している。地域在宅看護論実習の基礎となる科目である。関連する科目は、基礎科目では科学的思考の基盤の全科目、人間と生活・社会の理解全科目、専門基礎科目では人体の構造と機能の全科目、疾病の成り立ちと回復の促進の全科目、健康支援と社会保障制度の全科目、専門科目では基礎看護学の全科目、地域・在宅看護概論、成人看護学概論、老年看護学概論、小児看護学概論、母性看護学概論である。これらの科目の授業進度を確認しながら、予習復習を継続して関連事項の疑問や不明な点を調べて授業に臨むこと。

科目概要

本科目では、地域で暮らすすべてのライフサイクルにある人々の発達・健康課題と特徴を理解し、人々の健康づくりを支援するための基本的な考え方を学ぶ。個人や家族・集団・組織を含むコミュニティおよび地域を構成する人々が、どの場においても生き生きと暮らすために必要な看護活動と看護職の役割および倫理性について学修する。また、地域における健康課題を明らかにし、地域で暮らす人々の健康が維持・増進するために必要な多職種での支援方法について理解を深める。

学習成果

<GIO>
地域で暮らす人々の健康に影響を与える環境について理解を深め、地域の健康課題を明らかにするための理論と地域診断の方法について理解する。

<SBOs>
1. 地域看護活動の目的、目標、役割、機能について説明できる。
2. 地域の人々の健康と生活に関わる特性と背景を理解し、セルフケア能力を高めるために効果的な援助について説明できる。
3. 地域アセスメントの目的、意義、方法について説明できる。
4. 対象地域の基本構造と健康状態を把握し、健康課題を明らかにする。
5. 健康課題の解決・達成のために行われている保健事業と関連する法律について説明できる。

授業計画

1 保健指導とその方法
2 成人保健活動、特定健診、特定保健活動
3 成人保健活動、特定健診、特定保健活動
4 親子保健活動
5 高齢者保健活動  演習:高齢者保健活動についてグループワーク
6 高齢者保健活動  演習:高齢者保健活動についてグループワーク
7 難病保健活動、障害者保健活動
8 精神保健活動 ※ゲストスピーカーによる講義
9 精神保健活動 講義の内容を踏まえてグループワーク
10 産業保健活動、学校保健活動 ※ゲストスピーカーによる講義
11 産業保健活動、学校保健活動 講義の内容を踏まえてグループワーク
12 地域アセスメントの基礎1 地域アセスメントの目的と意義
13 地域アセスメントの基礎2 地域の概要と地域の基本構造
14 地域アセスメントの基礎3 地域全体の健康状態の把握と健康課題の抽出
15 地域アセスメントの基礎3 地域全体の健康状態の把握と健康課題の抽出
16 地域で暮らす人々が抱える健康課題
   演習:音更町で暮らす人々とのワークショップ
   音更町民と交流を図り、生活の場における様々な健康課題について共に考える機会とする。1グループ4名、1グループごとに町民ボランティア1~2名が参加する。
17 地域で暮らす人々が抱える健康課題
   演習:音更町で暮らす人々とのワークショップ
   音更町民と交流を図り、生活の場における様々な健康課題について共に考える機会とする。1グループ4名、1グループごとに町民ボランティア1~2名が参加する。
18 地域で暮らす人々が抱える健康課題
   演習:音更町で暮らす人々とのワークショップ
   音更町民と交流を図り、生活の場における様々な健康課題について共に考える機会とする。1グループ4名、1グループごとに町民ボランティア1~2名が参加する。
19 地域の概要と基本構造のアセスメント
   演習:自分の生まれ育った地域の概要と基本構造を知る
20 地域の概要と基本構造のアセスメント
   演習:自分の生まれ育った地域の概要と基本構造を知る
21 地域の概要と基本構造のアセスメント
   演習:自分の生まれ育った地域の概要と基本構造を知る
22 地域全体の健康状態のアセスメント
演習:自分の生まれ育った地域の健康状態とは
23 地域全体の健康状態のアセスメント
演習:自分の生まれ育った地域の健康状態とは
24 地域全体の健康状態のアセスメント
演習:自分の生まれ育った地域の健康状態とは
25 健康課題の抽出と保健事業、課題解決への取り組み
演習:自分の生まれ育った地域の健康課題の抽出と課題解決への取り組み
26 健康課題の抽出と保健事業、課題解決への取り組み
演習:自分の生まれ育った地域の健康課題の抽出と課題解決への取り組み
27 健康課題の抽出と保健事業、課題解決への取り組み
演習:自分の生まれ育った地域の健康課題の抽出と課題解決への取り組み
28 健康課題の抽出と保健事業、課題解決への取り組み
演習:自分の生まれ育った地域の健康課題の抽出と課題解決への取り組み
29 地域で暮らす人々の健康課題解決への取り組み
グループ発表・まとめ
30 地域で暮らす人々の健康課題解決への取り組み
グループ発表・まとめ

総時間数 60時間(演習60時間)
準備学習の内容/必要な時間 1.  授業前に、テキストの該当箇所を必ず読んでおくこと。(30分以上)
2. 講義および演習時に学習した内容を振り返り、テキストや参考文献などを用いて学びの整理し、理解を深めること。(30分以上)
3. 授業期間は、講義およびグループワークで取り組んだ課題について、事後の個人学習を重ねることで地域アセスメントについて理解を深める。(30分以上)
評価方法 筆記試験30%、最終レポート40%、演習および課題の提出30%で評価する。
最終レポートのテーマ:「私の生まれ育った地域の健康課題と課題解決への取り組み」
A4用紙2枚以内でまとめ、授業終了後2週間以内に提出すること。
試験・課題に対するフィードバックの方法 試験の合否発表に併せ、科目全体としての到達状況の評価や平均点等について周知する。
テキスト 公衆衛生看護学概論 第6版. 標美奈子他, メディカ出版
ナーシング・グラフィカ 地域・在宅看護論1 地域療養を支えるケア. 臺有佳他, メディカ出版
ナーシング・グラフィカ 健康支援と社会保障1 看護をめぐる法と制度. 平林勝政他, メディカ出版
その他、講義中に適宜提示する
その他 本科目は実務経験のある教員による授業科目に該当します。