科目分類 | 学部・学科 | 入学年度 | ||
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看護の統合と実践 | 看護学科 | 令和5年度生 | ||
科目コード | 科目名 | 単位 | 開講時期 | 担当者 |
F-147 | 国際看護学 | 1単位 | 3年次 通年 | 大野夏代 |
科目分類 | 看護の統合と実践 |
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学部・学科 | 看護学科 |
入学年度 | 令和5年度生 |
科目コード | 単位 | 開講時期 |
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F-147 | 1単位 | 3年次通年 |
担当者 | 大野夏代 |
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ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け
この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち、
1. 保健医療介護福祉組織のチーム活動に必要なコミュニケーション能力を身につけている。
2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。
3. 科学的根拠に基づき臨床推論し、看護の対象に合わせて創意工夫・応用できる。
4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。
5. 保健医療介護福祉の課題に取り組む地域の人々と連携・協働し、地元創成に貢献する能力を身につけている。
6. 国や民族・性別の枠を超えて多様な文化や価値観を受け入れ、国際的な健康課題を理解することができる
に関連している。
関連する科目は、臨地実習を含むすべての専門科目である。これらの科目の授業進度を確認しながら、予習復習を継続して関連事項の疑問や不明な点を調べて授業に臨むこと。
科目概要
様々な国や地域の社会・経済・教育・文化的な相違を理解したうえで、国際看護の役割および機能、日本における国際的看護活動の歴史と現状について学修する。グローバルヘルスや国際協力のしくみ、国際救援における具体的な看護活動について学び、国際看護における異文化理解の重要性、発展途上国の健康問題、看護活動などを理解する。国際的見地から看護を学習することで、地球上の人々の健康課題に対する看護の貢献のあり方と倫理性について考え、異文化における看護・医療サービス提供者としての姿勢について学びを深める。
学習成果
<GIO>
グローバルヘルスの現状と課題、国際機関の役割や国際保健政策、国際看護活動について学び、看護の国際協力の実際や日本における文化共生と保健・看護の役割について理解する。
<SBOs>
1. グローバルヘルスにおける基本的な概念を理解し、国際社会における健康課題と戦略を説明できる。
2. 国際社会における保健・医療・福祉の現状と課題について、社会経済的・文化的な要因と関連付けて説明できる。
3. 多様な文化的背景を持つ人々の生活に配慮した支援について説明できる。
4. グローバルヘルスにおいて看護職である自分自身の果たす役割について考察できる。
授業計画
1 ガイダンス
持続可能な開発のための2030アジェンダ、グローバルヘルス、国際看護、世界保健機関(WHO)、国際看護師協会(ICN)
2 国際看護の対象者とは
(1) 多様な文化的背景を持つ人々の生活に配慮した支援
(2) 在日外国人・訪日外国人、在外日本人、世界の人々(健康の格差)
3 国際看護の対象者と健康問題1
在日外国人・訪日外国人
4 国際看護の対象者と健康問題2
(1) 多様な文化的背景を持つ人々の生活に配慮した支援の体験
(2) 外国人模擬患者演習(看護計画の立案と実施・評価)
5 国際看護の対象者と健康問題3
在外日本人、世界の人々(健康の格差)
6 グローバルヘルスにおける看護の役割1
(1) 国際協力機関の機能と協力の仕組み
(2) 国際協力機関(国際機関・政府援助・非政府援助)
(3) 国際的看護活動
7 グローバルヘルスにおける看護の役割2
グループワーク
8 国際的活動とキャリア
総時間数 | 15時間(講義15時間) |
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準備学習の内容/必要な時間 | 1. テキストの該当箇所を熟読し、疑問点を明らかにしてから授業に参加すること。(30分×8回=240分) 2. 講義時に学習した内容を振り返り、テキストや参考文献などを用いて学びの整理し、理解を深めること。(60分×8回=480分) |
評価方法 | 小テスト30%、最終レポート70%で評価する。 最終レポートのテーマ「グローバルヘルスにおける看護職の役割」 A4用紙2枚以内、2500文字程度。レポートについてはテーマに沿った自己の考え、一般的知識、論理性、文字や体裁で評価する。 |
試験・課題に対するフィードバックの方法 | 試験の合否発表に併せ、科目全体としての到達状況の評価や平均点等について周知する。 授業中の疑問点については、次回授業で解説し、全体に周知する。 |
テキスト | 国際看護学-グローバル・ナーシングに向けての展開. 新川加奈子, 大野夏代, 中山書店 |
参考文献 | 講義中に適宜提示する。 |