リハビリテーション論

科目分類 学部・学科 入学年度
疾病の成り立ちと回復の促進 看護学科 令和5年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
F-114 リハビリテーション論 1単位 2年次 後期 金藤公人、小野圭介、小岩幹、阿部正之、平野尚美、日野美貴
科目分類 疾病の成り立ちと回復の促進
学部・学科 看護学科
入学年度 令和5年度生
科目コード 単位 開講時期
F-114 1単位 2年次後期
担当者 金藤公人、小野圭介、小岩幹、阿部正之、平野尚美、日野美貴

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち、
2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。
4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。
に関連している。関連する科目は、専門基礎科目の形態機能学Ⅰ・Ⅱ、診断治療学Ⅰ~Ⅵ、口腔保健論、社会福祉学、社会保障制度論、保健医療福祉連携論、専門分野の各領域の看護学概論である。これらの科目の授業進度を確認しながら、予習復習を継続して関連事項の疑問や不明な点を調べて授業に臨むこと。

科目概要

本科目では、リハビリテーションの概念や歴史、疾患や障害・生活機能の分類、リハビリテーションを必要とする対象の理解、リハビリテーションにおけるチームアプローチの意義及びチームにおける看護の役割について学修する。また、ノーマライゼーションの考え方や、機能障害を持つ人への多様なリハビリテーションについて学び、リハビリテーションを必要とする対象の身体上や生活上の特徴及び家族との関係性、経過別・機能障害別リハビリテーションのアセスメントの視点や看護の実際について理解を深める。

学習成果

<GIO>
1. リハビリテ-ションの概念を理解し、チームアプローチの意義および多職種連携の重要性について理解を深める。
2. リハビリテーションを必要とする対象の状況を理解し、リハビリテーション方法の実際を学ぶ。

<SBOs>
1. リハビリテーションの概念を理解し、主な疾病・障害・生活機能の分類について説明できる。
2. リハビリテーションの分野、経過別にみるリハビリテーションの概要について説明できる。
3. リハビリテーションにおけるチームアプローチおよび多職種連携のあり方について説明できる。
4. リハビリテーションに関わる専門職の役割について説明できる。
5. 疾患および障害に応じたリハビリテーションの方法と経過について説明できる。

授業計画

1 リハビリテーション概論1
  (1) リハビリテーションの定義と理念
  (2) 疾病・障害・生活機能の分類(ICD・ICIDH・ICF)
  (3) ノーマライゼーション、エンパワメント、レジリエンス
2 リハビリテーション概論2
  (1) リハビリテーションの分野(医学的・教育的・職業的・社会的)
  (2) リハビリテーション医療の提供(経過別リハビリテーション・多職種連携のあり方)
3 リハビリテーションの方法とチームアプローチ
  (1)理学療法 (2)作業療法 (3)言語療法 (4) 多職種チームアプローチ
4 疾患別リハビリテーションの実際1
  運動器系の障害とリハビリテーション
5 疾患別リハビリテーションの実際2
  中枢神経系の障害とリハビリテーション
  (1)脳血管障害
6 疾患別リハビリテーションの実際3
  中枢神経系の障害とリハビリテーション
  (2)パーキンソン病 (3)脊髄損傷
7 疾患別リハビリテーションの実際4
  感覚器系の障害とリハビリテーション
8 疾患別リハビリテーションの実際5
  呼吸器・循環器系の障害とリハビリテーション

総時間数 15時間(講義15時間)
準備学習の内容/必要な時間 1. 授業前に、テキストの該当箇所を熟読しておくこと(30分以上)。
2. 障害を持ちながら、社会生活している人々に関心を持ち、新聞やニュースになどを読むこと(30分以上)。
3. 授業終了後、配付資料を読み返し、学習内容を整理しておくこと(30分以上)。
評価方法 定期試験(筆記試験)100%
試験・課題に対するフィードバックの方法 合否発表の提示に併せ、科目全体としての到達状況の評価や平均点等について周知する。
テキスト 授業資料は、毎回配布する。
系統看護学講座 別巻 リハビリテーション看護. 武田宣子他, 医学書院
その他 本科目は実務経験のある教員による授業科目に該当します。