科目分類 | 学部・学科 | 入学年度 | ||
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看護の統合と実践 | 看護学科 | 令和5年度生 | ||
科目コード | 科目名 | 単位 | 開講時期 | 担当者 |
F-154 | クリティカルケア特講 | 05単位 | 3年次 前期 | 佐藤千秋 |
科目分類 | 看護の統合と実践 |
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学部・学科 | 看護学科 |
入学年度 | 令和5年度生 |
科目コード | 単位 | 開講時期 |
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F-154 | 05単位 | 3年次前期 |
担当者 | 佐藤千秋 |
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ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け
この科目は、看護学科のディプロマポリシーのうち、
1. 保健医療介護福祉組織のチーム活動に必要なコミュニケーション能力を身につけている。
2. 豊かな感性を持ち人間の生命と尊厳を守り、知識・技術・態度を統合して看護を実践できる。
3. 科学的根拠に基づき臨床推論し、看護の対象に合わせて創意工夫・応用ができる。
4. 看護の使命と倫理観に基づき看護専門職として自己研鑽を継続できる。
5. 保健医療介護福祉の課題に取り組む地域の人々と連携・協働し、地元創成に貢献する能力を身につけている。
6. 国や民族・性別の枠を超えて多様な文化や価値観を受け入れ、国際的な健康課題を理解することができる。
に関連している。関連する科目は、専門基礎科目の形態機能学Ⅰ・Ⅱ、病態生理学、臨床薬理学、診断治療学Ⅰ~Ⅵ、専門分野の成人看護学全科目および成人看護学実習である。これらの授業進度を確認しながら、予習復習を継続して関連事項の疑問や不明な点を調べて授業に臨むこと。
科目概要
本科目では、クリティカルケアを必要とする患者の身体的・心理的・社会的側面を理解し、患者とその家族に適切な看護援助のために、クリティカルケア看護の概念、特徴、患者の生命・生活を支える援助の方法について学習する。呼吸・循環・代謝などの重大な機能障害により生命の危機状態にある患者が、回復に向かうための高度先進医療および全身管理の知識と、患者の生命を守り生活を支える援助にかかわる幅広い知識について学びを深める。また、クリティカル領域における患者の家族を支える看護援助について考える力および倫理性を養う。
学習成果
<GIO>
1. クリティカルな状態にある患者について、病態のメカニズムとアセスメント、その援助方法について学修する。
2. クリティカルな状態にある患者とその家族の体験を理解するために必要な理論について学び、倫理的課題を含めたクリティカルケアでの諸問題に対する援助方法について学修する。
<SBOs>
1. クリティカル看護の定義および看護の場、対象について説明できる。
2. クリティカルケア看護における倫理的課題について説明できる。
3. クリティカルケア看護における意思決定支援について説明できる。
4. クリティカル看護に必要な看護理論について説明できる。
5. クリティカルケア看護の対象とその家族への援助について説明できる。
6. クリティカルケア看護の対象へのアセスメント方法について説明できる。
7. クリティカルケア看護における呼吸管理とその援助について説明できる。
8. クリティカルケア看護における循環管理とその援助について説明できる。
9. クリティカルケア看護における体液管理とその援助について説明できる。
10. クリティカルケア看護における鎮痛・鎮静とその援助について説明できる。
11. クリティカルケア看護におけるせん妄とその援助について説明できる。
12. クリティカルケア看護におけるターミナルケアとその援助について説明できる。
授業計画
1 クリティカルケアの概念とその特徴
(1) クリティカルケア看護とは
(2) クリティカルな状態にある人とその家族の特徴
(3) クリティカルケアに必要な看護理論
2 クリティカルケアにおける呼吸管理と看護
(1)人工呼吸器装着中の患者と家族の看護
3 クリティカルケアにおける循環管理と看護
(1) ショックの指標とアセスメント
(2) 補助循環装置装着中の患者と家族の看護
4 クリティカルケアにおける体液管理と看護
(1)体液分布異常時の看護
(2)酸塩基平衡のメカニズムと看護
(3)熱傷患者と家族の看護
5 クリティカルケアにおける鎮痛・鎮静と看護
(1)鎮痛・鎮静のアセスメント
(2)合併症への看護
(3)鎮痛・鎮静中の患者と家族の看護
6 クリティカルケアにおけるせん妄と看護
(1)せん妄のアセスメント
(2)合併症への看護
(3)せん妄状態にある患者と家族の看護
7 クリティカルケアにおけるターミナルケアと看護
(1)クリティカルケアでのターミナルケアとは
(2)クリティカルケアでのターミナルケアに必要な看護技術
(3)ターミナルケアにおける家族への看護
8 クリティカルケアにおける倫理的課題(事例を通して)
(1)救命困難な患者と家族への看護
(2)自己決定を尊重する援助
総時間数 | 15時間(講義15時間) |
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準備学習の内容/必要な時間 | 1. 事前学習として、シラバスで予定されている内容について学習し授業に参加すること。(240分) 2. 事前学習として、既存の看護師国家試験問題(問題集等を参考)の中から、シラバスに予定されている内容の問題を解いておくこと。(240分) 3. 事後学習として、理解が不足していた内容を整理し、十分に復習すること。(240分) |
評価方法 | 定期試験(筆記試験)100%により評価する。 |
試験・課題に対するフィードバックの方法 | 試験結果の掲示に併せ科目全体の到達状況の評価や平均点等について周知する。 |
テキスト | 授業資料は毎回配布とし、適宜講義中に提示する。 |
参考文献 | 2022年版 医学書院 看護師国家試験問題集 |