社会とキャリア

科目分類 学部・学科 入学年度
教養科目、共通教養科目 社会福祉科 子ども福祉専攻 令和4年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
A-003 社会とキャリア 2単位 1年次 後期 専任教員
科目分類 教養科目、共通教養科目
学部・学科 社会福祉科 子ども福祉専攻
入学年度 令和4年度生
科目コード 単位 開講時期
A-003 2単位 1年次後期
担当者 専任教員

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は、各学科のディプロマ・ポリシーの根幹にある本学の教育理念の実現を目指すものであり、一人ひとりの学生が共に支えあう人間として成長し、自身が自律的に生き、かつ、社会に貢献できる人となるために必要な生き方、仕事をデザインするために必要な基礎的内容を学習します。

科目概要

本授業では、共生社会において一人ひとりが人生を幸せに生きるために必要な社会的・職業的自立について学ぶ。人には人生の各段階で果たすべき様々な立場や役割がある。自分の立場や役割と自分を取り巻く環境(生活と仕事、家族、職場、地域社会など)を関係付け、意味付けながら、自分の知的・身体的能力や情緒的な特徴、価値観などをそれぞれの生き方として統合していくこととしてキャリアを理解する。
 キャリア教育で育成すべき力とされる4つの「基礎的・汎用的能力」を理解し、その修得に向けた取り組み方を身につける。各能力を構成する要素は多岐にわたるが、各能力とその構成要素の意義や修得の必要性を理解するために講義(理論と関連トピックスの紹介)と演習等を組み合わせて展開する。
 この科目は職業キャリアのみを射程としたものではなく、生涯を通じた持続的な就業力に加え、豊かな人間形成と人生設計に資することを目指している。

学習成果

Ⅰ: 人間関係形成・社会形成能力を理解し、誰もが幸せに暮らせる共に生きる社会と、そうした社会を築くために必要な市民としての責任を理解し、自己理解、他者理解、そして社会理解を深め、良好な対人関係の基礎を築くことができるようになる。
Ⅱ:自己理解・自己管理能力を理解し、社会において自らが果たすべき役割や将来の進路について主体的に考え、自信を持って自分の目標に取り組めるようになる。また、自分の意見を表明しながら、他者との意見交換ができるようになる。
Ⅲ:課題対応能力を理解し、身近にある社会的課題を挙げることができるようになり、そのことについて市民として主体的に考え、エビデンスに基づいた客観的な解決策を立案しようする方法・考え方を身につける。
Ⅳ: キャリアプランニング能力を理解し、人生と職業キャリアの一体的な理解のもと、自分の人生設計における役割(現時点でのイメージ・理想)が描け、仕事をすること、仕事に就くことに意欲的に取り組むこと、また、そのために必要な残りの学生生活で取り組むべき課題を明らかにすることができる。

授業計画

1.オリエンテーション/キャリア(職業、人生、発達)について
2.Ⅰ-①:多様な他者、社会の理解と自己との関係:共生社会について考える
3.Ⅰ-②:多様な他者、社会の理解と自己との関係:建学の精神に示された生き方を考える
4.グループワーク、グループディスカッション、チームビルディングの方法を学ぶ
5.Ⅰ-③:多様な他者、社会の理解と自己との関係:2、3回目の講義を踏まえDVD教材をテーマに討論
6.Ⅱ-①:社会とのつながりの中で「今」考える職業選択 ~自己分析をしてみよう①~
7.Ⅱ-②:社会とのつながりの中で「今」考える職業選択 ~自己分析をしてみよう②~
8.Ⅱ-③:社会とのつながりの中で「今」考える職業選択 ~先輩(社会人)の経験に学ぶ~
9.Ⅲ-①:共生社会の構築に向けた社会的課題の解決方法を学ぶ ~グループワーク/課題の説明~
10.Ⅲ-②:課題についてその解決について考える① ~課題の現状・原因把握と解決策の検討~
11.Ⅲ-③:課題についてその解決について考える② ~課題解決策の発表~
12.Ⅳ-①:人生における様々な社会的な立場と役割の理解① ~人にはどのような社会的立場があるか~
13.Ⅳ-②:人生における様々な社会的な立場と役割の理解② ~人生を支える社会制度~
14.Ⅳ-③:人生における様々な社会的な立場と役割の理解③ ~DVD教材で生き方ロールモデルを考える~
15.就職活動(やりたい仕事を見つける)に当たって大切なことを理解する(DVD教材利用)
※Ⅲ単元とⅣ単元の順番を変更することがある。

総時間数 30時間(講義30時間)
準備学習の内容/必要な時間 シラバスに示された各回の授業内容を確認し、想定される関連領域について下調べしておくこと(30分)
評価方法 レポート等提出物は内容確認後、コメントをつけて返却します。
試験・課題に対するフィードバックの方法 授業に臨む姿勢(20%)、レポート等提出物(60%)、発表(教員評価、学生相互評価)(20%)
テキスト 適宜資料配布
参考文献 授業内で紹介