伝統文化を学ぶ

科目分類 学部・学科 入学年度
専門教育科目、日本文化ユニット 地域教養学科 令和4年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
B-104 伝統文化を学ぶ 2単位 2年次 前期 野坂・佐藤・林
科目分類 専門教育科目、日本文化ユニット
学部・学科 地域教養学科
入学年度 令和4年度生
科目コード 単位 開講時期
B-104 2単位 2年次前期
担当者 野坂・佐藤・林

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は地域教養学科のディプロマ・ポリシーの「日 本の芸術・文化に関する知識を備え、芸術・文化に関して表現する技術を身につけている」に 関連します。また、専門科目の
日本文化ユニットの領域に属し、伝統文化に対する基礎知識と表現技術を身につけます

科目概要

書道(野坂武秀講師/5回) 、茶道(佐藤美那子講師/5回) 、華道(林訓子講師/5回) などは日本の伝統文化である。これらを実際に体験する(体験については課外活動として行う)ことで日本人の古の心に触れることを目的とする。それぞれ、専門の講師(実践者)による実践指導はもとより、それぞれの歴史や意義、さらには所作のもつ意味等について、まず十分な知識として得ることが重要だと考えている。日本人とは何か、日本の心とは何かといった根源的な課題について考える一助としたい。授業は講義中心に展開し、学生の希望により実習を課外活動として取り組む。

学習成果

【書道】 ・書道と文字の歴史を関連させながら、伝統文化を理解し、日常に生かすことができる。
・日本の伝統文化を関連付けて理解し、日常に生かすことができる。
【茶道】 ・茶道を理解し、作法を身につけ、日常生活に応用、実践する。
【華道】 ・「いけ花」を通して、日本の植物、自然、風土等の美しさを認識して豊かな感性を

授業計画

1.書道:オリエンテーション。古代文明と文字の発生。漢字と東洋思想、東洋文化について。
2.書道:簡素な美しさ。余韻と余白について。
3.書道:バランス。安定と流動について。
4.書道:ことばと造形。ことばのリズムと文字のリズムについて。
5.書道:生活に生かす書。作品と表装について。
6.茶道:茶の歴史、 茶道の確立、 利休の四規七則について、 茶室、 床の間の意味等の講義。
7.茶道:礼法室で床の拝見、 戸の開け閉め、 歩き方、 座り方、 真行草の礼の仕方、 茶道具、 水屋の説明。
8.茶道:礼法室で模範点前を見学、主菓子のいただき方、抹茶のいただき方、質問応答。
9.茶道:礼法室で亭主、 客とに分かれて、 茶を点てる実践、 干菓子のいただき方。
10.茶道:礼法室で茶会を催す。
11.華道:華道の歴史(30分程度) 実技 たてるかたち(60分程度)
12.華道:華道の歴史(30分程度) 実技 かたむけるかたち(60分程度)
13.華道:華道の歴史(30分程度) 実技 ひらくかたち(60分程度)
14.華道:華道の歴史(30分程度) 実技 ならぶかたち(60分程度)
15.華道:実技(60分)各作品採点と講評

総時間数 30時間(講義30時間)
準備学習の内容/必要な時間 ・書道:実技と課題提出に向けて、必要な用具用材等を調べておく。
・茶道:礼法室では白ソックスを用意。
・華道:資料を読む。予習・復習によって「花形」による役枝の役割、中間枝の範囲等を理解する。
評価方法 ・書道:実技並びに課題提出 100%
・茶道:実技評価100%
・華道:用意された花材を学んだ基本花型の範囲内で表現する100%
試験・課題に対するフィードバックの方法 ・書道:最終作品を表装し、 自宅等に飾れるように評価の後、 返却します。 実技課題について、 机間巡視によりその都度アドバイスします。
・茶道:講義、礼法室での実践等終了後に出席票に次回への要望、反省等書き、次回に解説を行う。
・華道:講義内で説明する
テキスト 必要に応じて授業中に資料を配布
参考文献 ・書道:授業中に紹介する。
・華道:小原流研究院教本(初等科・本科)