こころとからだのしくみⅢ

科目分類 学部・学科 入学年度
専門教育科目、こころとからだのしくみ 社会福祉科 介護福祉専攻 令和4年度生
科目コード 科目名 単位 開講時期 担当者
E-139 こころとからだのしくみⅢ 2単位 2年次 前期 栂安 秀樹 ・ 春日 美佐
科目分類 専門教育科目、こころとからだのしくみ
学部・学科 社会福祉科 介護福祉専攻
入学年度 令和4年度生
科目コード 単位 開講時期
E-139 2単位 2年次前期
担当者 栂安 秀樹 ・ 春日 美佐

ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け

この科目は、社会福祉科介護福祉専攻のディプロマ・ポリシーのうち「人間の心身に関する知識を身につけている」という要件に関連しており、同専攻の専門教育科目の、多職種協働や適切な介護の提供について学ぶための領域である「こころとからだのしくみ」の科目群に属し、人のこころやからだのを理解する上での基礎となる知識を学修する。

科目概要

こころとからだのしくみⅠ・Ⅱと同様、介護技術の根拠となる人体の基本的な構造と機能である「こころのしくみ」と「からだのしくみ」の基礎を理解する。その上で、機能の低下や障害がどのように生活行動に影響するのか、また、生活場面においてこころとからだの変化に気づくための観察ポイントや対応の仕方、医療職との連携について、食事と身じたくに関連したこころとからだのしくみを中心に理解を深める。テキストだけでなく介護実習においての実際の利用者の状況などから、こころとからだのしくみについて振り返って分析し、必要な支援の在り方を考え、理解を深める。

学習成果

食事と身じたくに関連したこころとからだのしくみを理解し、「介護」の領域の科目において活用することができる。(介護実習における介護過程の実践研究や介護技術の実践)また、介護実習終了後に開講する授業では、学生が分析し、支援の在り方を考えたものを冊子にすることで、学びのまとめとすることができる。

授業計画

1.食事・身じたくに関連したこころとからだのしくみ(口腔の構造と機能)
2.食事・身じたくに関連したこころとからだのしくみ(口腔ケアの重要性・口腔ケアの方法・義歯のケア)
3.食事・身じたくに関連したこころとからだのしくみ(口腔内・嚥下に関する疾患)
4.食事・身じたくに関連したこころとからだのしくみ(誤飲・誤嚥のアセスメント・予防方法)
5.食事・身じたくに関連したこころとからだのしくみ(口腔ケアにおける地域連携・多職種連携)
6.食事に関連したこころとからだのしくみ(食事の意義・栄養と健康の関係)
7.食事に関連したこころとからだのしくみ(栄養素の機能と1日に必要な栄養・水分量)
8.食事に関連したこころとからだのしくみ(高齢者の食事支援:実習でかかわりのあった方の状況を分析し、食事支援の在り方を考える①)
9.食事に関連したこころとからだのしくみ(高齢者の食事支援:実習でかかわりのあった方の状況を分析し、食事支援の在り方を考える②)
10.食事に関連したこころとからだのしくみ(高齢者の食事支援:実習でかかわりのあった方の状況を分析し、食事支援の在り方を考える③)
11.食事に関連したこころとからだのしくみ(高齢者の食事支援:実習でかかわりのあった方の状況を分析し、食事支援の在り方を考える④)
12.食事に関連したこころとからだのしくみ(認知症の方の食事支援:実習でかかわりのあった方の状況を分析し、食事支援の在り方を考える①)
13.食事に関連したこころとからだのしくみ(認知症の方の食事支援:実習でかかわりのあった方の状況を分析し、食事支援の在り方を考える②)
14.食事に関連したこころとからだのしくみ(認知症の方の食事支援:実習でかかわりのあった方の状況を分析し、食事支援の在り方を考える③)
15.食事に関連したこころとからだのしくみ(認知症の方の食事支援:実習でかかわりのあった方の状況を分析し、食事支援の在り方を考える④)
16.最終試験

総時間数 30時間(講義30時間)
準備学習の内容/必要な時間 講義においてはテキストや配布資料を基に予習・復習を行うこと。その中で専門用語の意味が理解できないものは調べて理解しておくこと。(60分)
介護実習での事例の理解と支援の方法については、症状や主訴をどのように捉えるか、それによってどのような支援が必要か、各自考え資料化する。
評価方法 最終試験100%
試験・課題に対するフィードバックの方法 最終試験は終了後に解答と解説を行います。
テキスト 「こころとからだのしくみ」中央法規(ISBN978-4-8058-5771-7)
参考文献 授業内で適宜紹介する
その他 【実務経験のある教員による授業】歯科医師である講師が、その専門性を活かした5コマ分を担当する。講義では食事・身じたくに関連したこころとからだのしくみについて、口腔ケアや誤嚥予防のアプローチから講義を行う。なお、本科目は介護福祉士養成課程の必修科目である。