科目分類 |
学部・学科 |
入学年度 |
専門教育科目、保育の本質・目的に関する科目 |
社会福祉科 子ども福祉専攻 |
令和4年度生
|
科目コード |
科目名 |
単位 |
開講時期 |
担当者 |
D-126 |
子ども家庭福祉 |
2単位 |
1年次 前期 |
鈴木 幸雄 |
科目分類 |
専門教育科目、保育の本質・目的に関する科目 |
学部・学科 |
社会福祉科 子ども福祉専攻 |
入学年度 |
令和4年度生
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科目コード |
単位 |
開講時期 |
D-126 |
2単位 |
1年次前期 |
ディプロマ・ポリシーとの関連性やカリキュラム上の位置付け
この科目は、社会福祉科子ども福祉専攻のディプロマ・ポリシーのうち「(1)児童家庭福祉・保育・幼児教育に関する基本的な理論や知識を身につけている」「(2)子どもの心身の健康な発達に関する理論や知識をもとに、子どもの発達に合わせた適切な接し方や援助方法を選ぶことができる」に関連しており、保育の本質・目的に関する科目として保育士として必要な児童家庭福祉に関する基礎的知識を学修します。
科目概要
子ども家庭福祉とは、児童に対する国、地方自治体及び社会全体がその生活と発達を支援する仕組みとその活動の総体であり、それらの必要な構成要素として「理念」「児童の諸権利」「制度」「援助活動」4つの視点があげられる。従って、本講義では上記に上げた4つの視点を柱として学習し、保育者として必要な子ども家庭福祉の知識の習得を目指す。
学習成果
本科目は、保育者を目指し、保育に携わることとなる学生にとって、最低限必要とされる知識を身に付けるために必要不可欠な科目であるため、現在の社会状況を加味した具体的な子ども家庭福祉の実際について理解を深めるべく、事例を取り入れ、それに対して学生の考察を深め、各自深化することを必須としたい。
・現代社会における子ども家庭福祉の意義と歴史的変遷、子どもの人権擁護について理解している
・子ども家庭福祉の制度や実施体系等について基本的な理解ができている
・子ども家庭福祉の現状と課題、動向と展望について述べることができる
授業計画
1.現代社会における子ども家庭福祉の意義
2.子ども家庭福祉の理念と概念
3.子ども家庭福祉の歴史的変遷(欧米)
4.子ども家庭福祉の歴史的変遷(日本)
5.子どもの人権擁護の歴史的変遷(児童の権利に関する条約と現代社会における課題を含む)
6.子ども家庭福祉の法制と行財政
7.子ども家庭福祉の実施体系、児童福祉施設と専門職
8.多様な保育ニーズへの対応、少子化と地域子育て支援サービス
9.母子保健支援と子どもの健全育成サービス
10.子どもの虐待・家庭内暴力防止に関する支援サービス
11.社会的養護に関する支援サービス
12.障害児・難病の児童への支援サービス
13.非行防止に関する支援サービス
14.貧困家庭、ひとり親家庭、外国籍の子どもとその家庭への支援サービス
15.子ども家庭福祉の動向と展望(次世代育成支援、地域における連携・協働、諸外国の動向等)
16.試験
総時間数 |
30時間(講義30時間) |
準備学習の内容/必要な時間 |
テキストを読み、用語を理解しておくこと。また、使用した講義資料は読み返す等復習すること(60分) |
評価方法 |
試験もしくはレポート80%、課題提出10%、平常点10%(欠席や遅刻、課題提出〆切を無断で遅れた場合等、減点する) |
試験・課題に対するフィードバックの方法 |
講義中に出題する課題に対してコメントを付して次回講義の際に返却するとともに解説を行う。 |
テキスト |
井村圭壯・今井慶宗 編著(2022):子ども家庭福祉の形成と展開、勁草書房(ISBN:978-4-326-70122-3) |
参考文献 |
適宜、紹介する。 |